大湖せしる

大湖せしる：多彩な才能で輝きを放つ女優

大湖せしる（だいご せしる）は、1983年3月8日生まれ、兵庫県川西市出身の女優です。元宝塚歌劇団雪組のスターとして知られ、男役から娘役への転向という異色の経歴を持ちます。現在は、舞台を中心に活躍し、その表現力豊かな演技で観客を魅了しています。

宝塚歌劇団での足跡

聖母被昇天学院高等学校を卒業後、2000年に宝塚音楽学校に入学。2002年に宝塚歌劇団に88期生として入団し、星組公演「プラハの春／LUCKY STAR!」で初舞台を踏みました。その後、雪組に配属され、男役として頭角を現します。

2008年には、「マリポーサの花」で新人公演初主演を果たし、その才能を開花させました。2012年には、入団11年目にして娘役へと転向。これは宝塚歌劇団史上初の出来事として大きな話題となりました。娘役転向後も、「春雷」でバウホール公演初ヒロイン、「パルムの僧院」でバウホール公演ダブルヒロインを務めるなど、その人気と実力を証明しました。

2015年には、「アル・カポネ」で東上公演初ヒロインを務め、2016年5月8日、「るろうに剣心」東京公演千秋楽をもって宝塚歌劇団を退団しました。

宝塚歌劇団時代の主な舞台

2002年：『プラハの春』『LUCKY STAR!』(初舞台)
2003年：『春麗の淡き光に』『Joyful!!』
2005年：『霧のミラノ』『ワンダーランド』
2006年：『ベルサイユのばら-オスカル編-』
2008年：『ソロモンの指輪』『マリポーサの花』(新人公演初主演)
2011年：『ロミオとジュリエット』
2013年：『春雷』(バウ初ヒロイン)
2015年：『アル・カポネ』(東上初ヒロイン)
2016年：『るろうに剣心』(退団公演)

退団後の活躍

宝塚歌劇団退団後は、2.5次元ミュージカルを中心に活躍の場を広げています。「NARUTO-ナルト-〜暁の調べ〜」の綱手役や、「斬劇 戦国BASARA」シリーズの京極マリア役など、様々な人気作品に出演し、その存在感を示しています。

退団後の主な舞台

2016年：『グレート・ギャツビー』
2017年：『NARUTO-ナルト-〜暁の調べ〜』
2018年：『斬劇「戦国BASARA」第六天魔王』
2019年：『からくりサーカス』
2020年：『憂国のモリアーティ Op.2』
2024年：ライブストリーミング演劇『エスケープフロムライブラリー』
2025年：『三毛猫ホームズ』

人物像

身長166cm。愛称は「せし」、「せしこ」。その美しい容姿と確かな演技力で、多くのファンを魅了しています。宝塚歌劇団での経験を活かし、退団後も舞台女優として新たな境地を開拓し続けています。今後の活躍がますます期待される女優の一人です。

所属事務所はオリオンズベルトグローバル。

外部リンク

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