大澤数人

大澤数人 (おおさわ かずと)

大澤数人（1984年8月14日生まれ）は、愛媛県出身の日本の俳優。

経歴

大学で写真を学んだ後、23歳の時に知人の紹介で自主映画に出演。これが俳優としての最初の活動となる。当初は「兄を殺す役」という強烈な役柄だった。その後、水野晴郎映画塾に参加し、熊切和嘉監督の短編映画『鶴園家のめまい』では、母親の葬儀で笑うという特異な役を演じた。しかし、その後10年間は3本程度の出演にとどまる。

転機となったのは、橋口亮輔監督のワークショップへの参加。これをきっかけに、松竹ブロードキャスティングのオリジナル映画製作プロジェクトのオーディションに挑戦するようになる。なかなか応募が間に合わない時期が続いたが、上田慎一郎監督が手がける第7弾で、念願叶って応募。上田監督の妻であるふくだみゆきの目に留まり、その独特な存在感から書類審査を通過。上田監督も、大澤の予測不能な魅力に惹かれ、約1500人の中から『スペシャルアクターズ』の主演に大抜擢した。

『スペシャルアクターズ』では、緊張すると気絶してしまう売れない役者を演じ、その体当たりの演技が話題となった。演技経験が少ない中での主演だったため、大澤自身も大きなプレッシャーを感じながら撮影に臨んだという。この映画での気絶する役がきっかけで、バラエティ番組『ドッキリGP』にも出演し、「気絶俳優」としてドッキリの仕掛け人を務めた。

人物

両親は、大澤が俳優活動をしていることを知らなかったが、情報番組で『スペシャルアクターズ』の予告を見て初めて知ったという。ふくだみゆきは、大澤を「不思議な力に守られているようなピュアな存在」と評し、共演者の津上理奈も「数人さんは数人さんという生き物」と表現するなど、その独特な人柄が多くの人を惹きつけている。また、普段は映画館のチケットもぎりのアルバイトをしている。

共演したい俳優として、蒼井優、満島ひかり、染谷将太、安藤サクラを挙げている。

出演作品

映画

愛は、ずぼん（2007年、古謝甲奈監督）
キネマの高円寺（2008年、藤光佳孝監督）
+1（プラスワン）vol.3「鶴園家のめまい」（2010年、熊切和嘉監督）
スペシャルアクターズ（2019年、上田慎一郎監督） - 主演・大野和人 役

テレビ番組

芸能人が本気で考えた!ドッキリGP（2019年、フジテレビ）

CM

BOOK・OFF（2019年）
カメラのキタムラ リユース（2022年）
カプコン モンスターハンターライズ：サンブレイク（2022年）
UNDAWN（2023年）
ホットペッパービューティー（2023年）

その他

ELLE Japan【新人記者が突撃密着！】冨永愛に迫る「美と健康」ルーティン with Lypo-C（2023年）

外部リンク

公式ウェブサイト
* 大澤 数人 - X（旧Twitter）

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