大葉ナナコ

大葉ナナコ：社会起業家、命の尊さを伝え、社会に貢献する

大葉ナナコ氏は、日本の社会起業家として、その活動は多岐にわたります。一般社団法人DFC Japanの代表理事を務める傍ら、かつては公益社団法人誕生学協会の代表理事（2011年～2019年）、株式会社バースセス研究所（2022年に株式会社Arts and Peaceに社名変更）の代表取締役（2003年～）を歴任しました。

モデルからバースコーディネーターへ

女子美術大学で8年間学び、高校時代にはモデルとしても活動していました。1985年に女子美術大学短期大学部を卒業後、テレビ番組制作や出版関係の仕事に従事。しかし、1987年の第一子出産を機に、妊娠・出産の教育に携わる「バースコーディネーター」としての道を歩み始めます。大学の通信教育課程で心理学、社会学、教育学を学び、専門性を高めました。

誕生学の確立と普及

1997年からは、桜美林大学オープンカレッジや毎日新聞カルチャーシティなどで、助産師とともに講座を開講。2003年には、「幸せなお産を増やすための人材育成プログラム・教材の開発」を目的としたバースセンス研究所を設立しました。2005年には日本誕生学協会を設立し、未就学児から成人までを対象に、妊娠出産の仕組みと命の大切さを教育する「誕生学」を確立。小・中・高校への出張授業も積極的に行いました。

社会活動と研究

2006年には東京都青少年問題協議会委員、2008年には行政の週末両親学級の開発と講師派遣を受託するなど、社会的な活動も積極的に展開。2014年からは筑波大学大学院でオキシトシンに関する研究を行い、保健学修士号を取得しました。また、環境省の「グッドライフアワード」実行委員や「つなげよう、支えよう森里川海プロジェクト」アンバサダーなども務め、環境保護にも貢献しています。

DFC Japan設立と今後の展望

2024年には一般社団法人DFC Japanを設立。子どもエンパワメントの国際組織Design for Changeの日本グローバル・パートナーとして、次世代の育成にも力を注いでいます。2男3女の母としての経験も活かし、講演や執筆活動を通じて、多くの人々に希望と勇気を与え続けています。

著書とメディア出演

著書には、「わらう育児のすすめ」や「いのちってスゴイ！赤ちゃんの誕生～おなかの中のドラマと生きる力」など多数あり、育児や出産に関する情報を分かりやすく伝えています。また、テレビ番組「輝く女のシリーズ8 第八弾 贅沢なお産」や「エチカの鏡〜ココロにキクTV〜」などにも出演し、幅広い層に影響を与えています。

大葉ナナコ氏の活動は、命の尊さを伝え、より良い社会を築くための貢献として、今後も注目されていくでしょう。

もう一度検索