大衆意思党

大衆意思党（スペイン語: Voluntad Popular、略称: VP）は、ベネズエラの社会民主主義政党です。2009年12月5日に、レオポルド・ロペスらによって創設されました。党名は「人民の意思」とも訳されます。

概要

大衆意思党は、中道右派政党である正義第一党から分離する形で誕生しました。創設者のレオポルド・ロペスは、正義第一党に所属していた元チャカオ市市長であり、ベネズエラ屈指の名家出身です。ロペスは、エリート間の合意や交渉ではなく、ボトムアップからの新しい多数派形成を目指し、その道のりが勝利への唯一の道であると語りました。

大衆意思党は、ウゴ・チャベスやニコラス・マドゥロが率いる反米左翼政権に反対する野党であり、野党連合である民主統一会議に参加しています。民主統一会議においては、正義第一党、民主行動党、新時代の党とともに主要な四政党の一つとして数えられています。

2019年1月23日に国民議会議長であったフアン・グアイドが暫定大統領への就任を宣言しましたが、彼は大衆意思党の所属です。

政治的立ち位置

ニューヨーク・タイムスは、大衆意思党を中道政党と報じています。しかし、マドゥロ政権側や政権支持者からは、「過激派」や「極右」といった批判を受けています。

大衆意思党は、ベネズエラの政治において重要な役割を果たしており、今後の動向が注目されます。

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