大谷光淳

大谷光淳

大谷光淳（おおたに こうじゅん）氏は、1977年6月13日生まれの浄土真宗本願寺派の僧侶であり、第25世本願寺門主です。諱は光淳、法名は釋専如（しゃく せんにょ）を名乗り、西本願寺、築地本願寺、そして全国の本願寺派直属寺院の住職を務めています。

経歴

1977年、第24世本願寺門主である即如（大谷光真）氏の長男として京都市に生まれました。1990年に平安中学校（現在の龍谷大学付属平安中学校・高等学校）に入学し、高校も同校に進学、1996年に卒業しました。

1992年に得度し、本願寺新門、浄土真宗本願寺派新門に就任。2000年には法政大学法学部を卒業。その後、龍谷大学大学院に進み、2002年に文学研究科修士課程（真宗学）を修了。2005年には同大学院の博士課程（真宗学）を単位取得退学しました。同年、龍谷大学文学部講師、中央仏教学院講師に就任。プライベートでは、浄土真宗本願寺派信楽寺の寺族であった古川流豆美氏と結婚されています。

2008年には本願寺築地別院副住職に就任。2012年4月1日、宗教法人浄土真宗本願寺派の規則変更に伴い、本願寺嗣法、浄土真宗本願寺派新門、築地本願寺（本願寺築地別院より改称）副住職となりました。

2013年4月15日、父である光真氏が門主退任を表明し、翌年に門主となることが決定。2014年6月6日には、西本願寺で法統継承式が執り行われ、第25代門主に就任しました。

2016年10月1日、法統継承を仏祖に奉告し、宗門内外に披露する伝灯奉告法要が始まり、翌年5月31日まで10期80日間行われました。この初日には、親教「念仏者の生き方」が示されました。2018年11月23日、全国門徒総追悼法要の親教では、「念仏者の生き方」への理解を深めてもらうため、その肝要を四カ条にまとめた「私たちのちかい」が示されました。2021年4月15日、立教開宗記念法要の親教では、親鸞聖人の生き方に学び、次世代に法義がわかりやすく伝わるよう、その肝要を「浄土真宗のみ教え」として示されました。

2023年1月16日、御正忌報恩講法要の満日中の後、「新しい「領解文」(浄土真宗のみ教え)についての消息」が発布されました。同年3月29日からは、親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要が5月21日まで5期30日間行われました。

著作リスト

論文

CiNii>大谷光淳
INBUDS>大谷光淳

インタビュー

【産経】2014年6月3・4日付「話の肖像画」1・2・3・4・5
【朝日】2014年6月3日付「ひと」大谷光淳さん　浄土真宗本願寺派の25代門主に就く

外部リンク

* ご門主のお言葉｜本願寺（西本願寺）

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