大郷村 (新潟県)

大郷村（だいごうむら）

大郷村は、かつて新潟県中蒲原郡に存在した村で、1955年3月31日に周辺の町村と合併し、その歴史を閉じました。現在は新潟市南区の一部となっています。

沿革

大郷村は、明治時代の町村制施行により、複数の村が合併して誕生しました。その経緯は以下の通りです。

1889年（明治22年）4月1日：町村制の施行に伴い、中蒲原郡の大郷村、西酒屋村、犬帰新田、東笠巻村、赤渋村、獺ヶ通新田が合併し、大郷村が発足。
1955年（昭和30年）3月31日：中蒲原郡の白根町、新飯田村、庄瀬村、臼井村、鷲巻村、根岸村、小林村、茨曽根村と合併し、新たに白根町が設置され、大郷村は消滅。

地域

大郷村は、以下の大字（おおあざ）によって構成されていました。これらの大字は、合併前の村名をそのまま引き継いでいます。現在では新潟市南区の一部として、その名をとどめています。

大郷（だいごう）：旧大郷村の区域。現在の新潟市南区大郷。
西酒屋（にしさかや）：旧西酒屋村の区域。現在の新潟市南区西酒屋。
犬帰新田（いぬかえりしんでん）：旧犬帰新田の区域。現在の新潟市南区犬帰新田。
東笠巻（ひがしかさまき）：旧東笠巻村の区域。現在の新潟市南区東笠巻。
赤渋（あかしぶ）：旧赤渋村の区域。現在の新潟市南区赤渋。
獺ヶ通（うすがどおり）：旧獺ヶ通新田の区域。現在の新潟市南区獺ヶ通。

現在

大郷村は合併により姿を消しましたが、その地名は現在も新潟市南区の一部として残っています。かつての村の区域は、現在では住宅地や農地として利用され、新潟市の都市機能を支える一部となっています。

参考文献

『市町村名変遷辞典』東京堂出版、1990年。
角川日本地名大辞典 編纂委員会『角川日本地名大辞典 15 新潟県』(株)角川書店、1989年10月8日。ISBN 4-04-001150-3。

関連項目

* 新潟県の廃止市町村一覧

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