大酉茶屋わしのみや

大酉茶屋田々（おおとりちゃやでんでん）

埼玉県久喜市鷲宮に位置する「大酉茶屋田々」は、鷲宮神社の鳥居前に佇む飲食店です。久喜市商工会鷲宮支所によって運営され、地域の人々や観光客にとって憩いの場となっています。かつては「大酉茶屋わしのみや」という名で親しまれていました。

概要

鷲宮地区は、鷲宮神社の門前町として古くから賑わいを見せていましたが、参拝客や観光客が気軽に休憩できる場所が不足していました。そこで、地域活性化を目指し、鷲宮町商工会（現・久喜市商工会鷲宮支所）が中心となり、築110年の歴史を持つ酒屋の店舗を改修し、活用することになりました。

2004年の大晦日に仮オープンし、2005年3月27日に正式に開店。店舗の横には掲示板が設置され、鷲宮商工会からの情報発信も行われています。

2007年には、アニメ『らき☆すた』の舞台モデルとなったことが縁で、イベント「『らき☆すた』のブランチ&公式参拝in 鷲宮」の会場の一つとなりました。2010年には、ミニFM「ラジオ鷲宮」の初放送が行われ、地域情報の発信拠点としての役割も担っています。

一時休業を経て、2018年11月15日に管理者を変更し、「大酉茶屋田々」として再オープンしました。

施設

建物は2階建てで、1階は飲食・物販スペースとして利用されています。地元物産品や手工芸品の販売、和菓子や地域特産品のそばなどが提供され、アンテナショップとしての機能も果たしています。また、地元商店の新商品の試験販売の場としても活用されています。

店舗の縁側では、飲食を楽しむことも可能です。『らき☆すた』イベント開催時には、メニューの一部が作品にちなんだものに変更され、コラボ商品も販売されました。現在も、一部メニュー名に『らき☆すた』の要素が取り入れられています。

2015年には改装が行われ、「古民家レストラン大酉茶屋」としてリニューアル。昼は定食を中心とした和食レストラン、夜は地酒を楽しめるバーとして営業していました。2018年の再オープン後は、おでんや田楽をメインに、海藻ラーメンなどの軽食も提供しています。

2階は、個展や会議、イベントスペースとして利用可能です。『らき☆すた』関連の記念品や寄贈品、北海道大学観光学高等研究センターによる町おこしに関する研究発表のパネルなどが展示されています。ラジオ鷲宮の放送も毎週日曜日に2階から行われ、ニコニコ生放送での同時配信も実施されています。

沿革

2004年12月31日：鷲宮神社への初詣客向けに仮開店
2005年3月27日：正式開店
2007年12月2日：「『らき☆すた』のブランチ&公式参拝in 鷲宮」開催
2009年3月1日：厨房修繕工事のため一時閉店（4月3日まで）
2010年5月5日：ラジオ鷲宮の初放送
2015年8月24日：「古民家レストラン大酉茶屋」として再開店
2017年2月11日：指定管理業務契約満了のため閉店
2018年11月15日：「大酉茶屋田々」として再々開店

営業時間

定休日：月・火曜日
営業時間：11時00分～16時00分

アクセス

東武伊勢崎線鷲宮駅より徒歩7分
JR宇都宮線東鷲宮駅より徒歩35分
JR宇都宮線東鷲宮駅より朝日自動車加須川口循環線、鷲宮神社入口下車

外部リンク

大酉茶屋田々)
* 久喜市商工会鷲宮支所)

もう一度検索