大阪メトロサービス

株式会社大阪メトロサービスについて

株式会社大阪メトロサービス（おおさかメトロサービス）は、大阪府内を中心に公共交通事業を展開する「大阪市高速電気軌道（Osaka Metro）」の子会社です。この企業は2006年11月29日に設立され、次の年の1月16日に事業を開始しました。設立当初、大阪市の交通事業を支えていた財団法人大阪市交通局協力会から事業を譲り受け、その後2012年4月1日に株式会社交通サービスと合併しました。この合併により、大阪メトロサービスは地下鉄部門の外郭団体として、より効率的な経営を目指すこととなりました。

2018年4月1日には、大阪市交通局の地下鉄部門を引き継ぎ、大阪メトロのグループ会社として新たなスタートを切りました。これにより、大阪メトロサービスは市民により良い公共交通サービスを提供することに注力しています。

SUBSTA・L-SUBSTA（地下鉄売店）

かつて、大阪メトロサービスは大阪市営地下鉄各駅構内で小型売店「SUBSTA（サブスタ）」やコンビニ型売店「L-SUBSTA（エルサブスタ）」を運営していました。しかし、2012年7月31日をもって大阪市交通局との業務委託契約が終了し、それに伴い全ての店舗が閉鎖されました。

その後、一部の店舗は同年9月よりポプラ（市内北部地区担当）やファミリーマート（市内南部地区担当）とのフランチャイズ契約を結ぶことで、別のブランドとして再編成されました。しかし、2017年3月の契約満了により、これらのフランチャイズは解消となりました。2016年11月30日には、さらなる店舗改装が決定し、44店舗が「ローソンS OSL」というブランド名で展開されることになりました。これは「大阪市営地下鉄沿線内の小型サテライト店舗」を意味し、利便性を追求した新たなサービス形態です。

PiTaPa

株式会社大阪メトロサービスは、Osaka Metro及び京都市交通局から指定を受け、各種PiTaPaカードを取り扱っています。PiTaPaはICカード方式の交通システムであり、多くの利用者に愛されています。

広告事業

広告事業も大阪メトロサービスの重要な業務の一部です。Osaka Metro指定広告代理店としての役割を担っていますが、2021年4月1日からは「大阪メトロアドエラ（Osaka Metro ADERA Co., Ltd.）」として独立することが決定しました。これにより、広告サービスの質が向上し、顧客ニーズに応えることができるようになるでしょう。

まとめ

株式会社大阪メトロサービスは、大阪における公共交通を支える重要な企業の一つです。地下鉄の運営だけでなく、売店や広告事業など多岐に渡るサービスを展開し、市民の移動を便利にするための努力を続けています。今後も地域に密着したサービスを展開し、更なる発展を目指していくことでしょう。

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