大阪公立大学人工光合成研究センター

大阪公立大学人工光合成研究センター

大阪公立大学人工光合成研究センター（ReCAP）は、大阪市住吉区に位置する研究機関で、環境問題の解決と新しいエネルギーの創出に関する基礎研究を行っています。このセンターは、人工光合成の実用化に向けた新たなステージへの取り組みを目的として設立されました。

設立の目的

2013年6月に開所した当センターは、太陽光を高効率で捕集し、それを利用したエネルギー伝達技術の開発に力を注ぎ、太陽光エネルギーを用いて二酸化炭素からメタノールなどのアルコール燃料を生成する新しい触媒の開発に取り組んでいます。また、これらの技術は人工光合成研究やその関連領域における応用研究の推進を支える中核拠点としての役割を果たしています。

共同利用・共同研究

センターは、2016年4月から2022年3月まで、共同利用・共同研究拠点に指定され、北海道大学触媒科学研究所および産業技術総合研究所触媒化学融合研究センターと連携して「触媒科学計測共同研究拠点」を形成しています。この取り組みを通じて、相互に研究成果を共有し、人工光合成に関する研究を加速させることを目指しています。

経緯と関連項目

この研究所の前身には、2007年に設立された複合先端研究機構があります。2008年には「次世代エネルギーの開拓と産業応用」に関する研究プロジェクトが始まり、その流れの中で人工光合成研究センターが開所以来、最先端の研究が続けられています。2022年4月には、管轄が大阪市立大学から大阪公立大学に移行しました。

現在、大阪公立大学人工光合成研究センターは、持続可能なエネルギー供給の実現に向けた研究活動を着実に進めており、環境と調和した社会の構築に貢献することを目指しています。

所在地

センターは、大阪府大阪市住吉区杉本3-3-138に位置しており、大阪公立大学杉本キャンパス内にあるため、学生や一般の研究者との交流の場としても機能しています。

外部リンク

詳しくは、大阪公立大学人工光合成研究センターの公式サイトをご覧ください。

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