大阪国際がんセンター

大阪国際がんセンター：高度ながん医療を提供する拠点病院

大阪国際がんセンターは、大阪府大阪市中央区に位置する、がん医療に特化した先進的な医療機関です。2017年に大阪市東成区から現在地に移転し、新築された最新の施設で、高度な医療技術と充実した設備を備えています。成人病、特に様々ながん診療を専門とし、地域社会におけるがん医療の中核を担う重要な役割を担っています。

特定機能病院としての役割

大阪国際がんセンターは、特定機能病院として、高度で専門性の高い医療を提供しています。大学付属病院以外では数少ない特定機能病院に指定されており、その高い医療水準が認められています。特定機能病院としての役割は、高度な医療技術と設備を駆使し、複雑で難易度の高いがん治療を専門的に行うことです。多様な診療科が連携し、患者一人ひとりに最適な治療計画を立案、実施しています。

充実した診療科と医療体制

センターには、がん専門診療科をはじめ、内科、外科、循環器病専門診療科など幅広い診療科が設置されています。消化器内科、呼吸器内科、血液・化学療法科、消化器外科、呼吸器外科、乳腺・内分泌外科など、がん治療に特化した専門性の高い診療科が充実しており、多角的なアプローチによる包括的ながん医療を提供しています。さらに、心臓血管外科、脳神経外科、眼科なども設置され、幅広い疾患に対応できる体制を整えています。

検査診断科も充実しており、アイソトープ診療科、放射線診断科、臨床検査科、病理・細胞診断科などが整備され、正確で迅速な診断を支援しています。また、中央手術科は最新の設備を備え、安全で質の高い手術を提供しています。検診部では消化器検診科、精密診断科（人間ドック）なども行っています。

地域がん診療連携拠点病院としての役割

大阪国際がんセンターは、都道府県がん診療連携拠点病院として、地域のがん医療をリードしています。近隣の医療機関と連携し、地域住民のがん診療を支援し、患者さんにとって最適な医療を提供できるよう努めています。

アクセスとその他

Osaka Metro谷町線・中央線「谷町四丁目駅」から徒歩1分というアクセス抜群の立地にあります。隣接地には大阪重粒子線センターがあり、高度な放射線治療も受けられます。

医療機器再使用問題

過去には、医療機器の再使用問題が発覚し、社会的な問題となりました。大阪府立病院機構が調査を行い、再使用の実態が明らかになり、再発防止策の強化が行われました。現在、安全で信頼できる医療を提供することに注力しています。

まとめ

大阪国際がんセンターは、高度な医療技術と充実した設備、そして地域との連携を強みに、患者中心のがん医療を提供する先進的な医療機関です。今後も、がん医療の進歩に貢献し、地域社会の健康に貢献していくことが期待されています。

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