大阪市立今津中学校

大阪市立今津中学校について

大阪市立今津中学校（おおさかしりついまづちゅうがっこう）は、大阪府大阪市鶴見区に位置する公立中学校です。地域社会と連携しながら、生徒たちの成長を支える教育活動を展開しています。

沿革

今津中学校の歴史は、まず大阪市立放出中学校の分校として、1965年4月8日にその歩みを始めました。地域の生徒数の増加などに対応するため、1970年4月1日には放出中学校から独立し、大阪市立今津中学校として正式に開校しました。開校直後の1970年5月4日には、学校の象徴となる校章と標準服が制定され、この日は当初、創立記念日として定められていました。学校施設の整備も積極的に進められ、1970年8月18日にはプールが完成。続いて1972年11月6日には体育館が落成し、生徒たちの教育環境が徐々に整えられていきました。1973年3月10日にはプール東側に庭園が設けられ、同年4月6日には最初の校舎増築が行われています。その後も生徒数の増加などに応じる形で、1975年3月20日には図書室や普通教室を含む校舎の増築、1975年7月20日には新しいプールの完成、1976年3月22日には校地の南側拡張、1977年3月31日には普通教室や被服室の増築校舎が完成するなど、教育環境の充実に力が注がれました。1978年10月2日には学校の精神を歌い継ぐ校歌が制定されています。1982年7月27日にも音楽室や美術室、普通教室を含む校舎の増築が行われ、多様な学習ニーズに応えられる体制が強化されました。施設の改修も随時行われ、1997年2月20日にはプールが改修されています。2000年代に入ると、学校のバリアフリー化が進められ、2003年3月には校内のバリアフリー化工事が完了し、翌2004年3月にはエレベーターが設置されるなど、誰もが安全に利用できる環境整備が進められました。

校章に込められた願い

学校のシンボルである校章は、創立直後の1970年5月に全校生徒および職員を対象とした公募によって決定されました。寄せられた280点もの応募作品の中から、開校時の第1期生であった田中健彦氏によるデザインが選ばれています。この校章には、三つのハートが描かれており、これらは当時、一年生、二年生、三年生それぞれの生徒を象徴しています。三つのハートには、学年を超えて互いに心を一つにし、力を合わせ、素晴らしい今津中学校をみんなで創り上げていこうという、創立当時の生徒たちの強い願いと希望が込められています。

創立記念日の変更

今津中学校では、学校の歴史において重要な節目である校章と標準服が制定された1970年5月4日を、当初は創立記念日として定めていました。しかし、1988年以降、5月4日が祝日法によって国民の休日（2007年からは「みどりの日」として祝日名が変更）と定められるようになったことを受け、学校行事として創立記念日を実施するため、記念日を5月4日から4月27日へと前倒しして行うように変更されました。現在もこの4月27日を創立記念日としています。

通学区域と交通アクセス

今津中学校への通学区域は、主に大阪市立榎本小学校と大阪市立今津小学校のそれぞれの校区に該当する地域です。交通アクセスとしては、JR西日本片町線（学研都市線）の放出駅が最寄り駅となり、駅から学校までは北東へ約1kmの距離に位置しています。また、大阪シティバスの汎愛高校前バス停も利用可能で、バス停からも徒歩圏内です。

著名な出身者

プロ野球選手の野村和輝氏などが今津中学校の卒業生として知られています。

関連情報

大阪府内の中学校一覧や、学校が所在する「放出」エリアに関する情報も参照できます。より詳細な情報は、大阪市立今津中学校の公式ウェブサイトで確認することが可能です。

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