大阪市立城陽中学校

大阪市立城陽中学校の概要

大阪市立城陽中学校は、大阪府大阪市城東区の鴫野西に位置する公立の中学校です。校内には、北側にプールや格技室、技術室、クラブ倉庫が配置されており、中央には広々とした校庭があります。校舎は西から南にかけて並ぶ形で、東側には体育館が設けられています。

沿革

この学校は1947年4月に「大阪市立鴫野小学校」内に「大阪市立城東第三中学校」として設立されました。その後、1949年に「大阪市立城陽中学校」に改名され、同年の6月には鐘紡鴫野工場跡地に新しい校舎が完成しました。 1977年には創立30周年を記念して「再会の庭園」が整備され、1997年には創立50周年を迎え、校庭の西側には「創生の庭」が設置されました。

この学校の設立以来の出来事をいくつか挙げると、1947年4月21日に記念日が定められ、1949年には「城陽中学校」へと改称されました。1954年には生徒数の急増に伴い分校が設けられ、1955年にはその分校が「大阪市立放出中学校分校」として統合されました。1982年には再び分校が設立され、1994年にその分校が本校に統合されました。

こうした歴史を経て、2004年には2号館が建て替えられるなど、学校環境の整備が進められています。

部活動の活躍

部活動においては、特に吹奏楽部の活躍が目立ちます。1991年の第39回全日本吹奏楽コンクールでは金賞を受賞し、1999年の第47回大会では銀賞を獲得しました。最近では2018年の第68回関西吹奏楽コンクールで金賞を手にし、2019年には小編成の部で再び金賞を受賞しています。ただし、2021年には大編成で参加した第60回大阪府吹奏楽コンクール北地区大会では銀賞となりました。

また、吹奏楽部は2013年には「大阪城ファミリーフェスティバル」にも出演し、その演奏活動を広げています。

陸上部もかつては非常に強力なチームであり、駅伝競技では10連覇を成し遂げたことがあります。

通学区域

通学区域は、大阪市立鴫野小学校をはじめ、大阪市立中浜小学校、森之宮小学校、城東小学校に所属する児童が対象となっています。

交通アクセス

交通は、片町線（学研都市線）やおおさか東線、Osaka Metro今里筋線の鴫野駅から北西へ約500メートルの距離にあります。また、大阪シティバスの「鴫野西三丁目」バス停や「鴫野」バス停も利用可能で、アクセスは非常に便利です。

著名な卒業生と教職員

この学校の卒業生には、アテネオリンピックで金メダルを獲得した体操選手の冨田洋之さんや、落語家の笑福亭晃瓶さん、中央競馬調教師の清水久詞さん、タレントの叶恭子さんがいます。教職員にも音楽指導者として名を馳せた梅田隆司さんなどがいます。

大阪市立城陽中学校は、歴史と伝統を持ちながら、これからも多くの才能を育んでいくことでしょう。

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