大阪府立堺支援学校

大阪府立堺支援学校の概要

大阪府立堺支援学校は、大阪府堺市の堺区に所在する特別支援学校です。本校は小学部、中学部、高等部を有し、肢体不自由のある児童・生徒に特化した支援教育を提供しています。また、高等部には生活課程も設置され、知的障害を抱える生徒への支援も行っています。さらに、大阪市天王寺区には大手前分校を設けており、肢体不自由児施設である大阪赤十字病院附属大手前整肢学園に入所している子どもたちへも支援教育を実施しています。

沿革

この学校のルーツは、1952年に大阪府立盲学校に肢体不自由児向けの特殊学級が設立されたことに始まります。その後、1953年に大阪市大淀区内で肢体不自由児対象の分教室が設けられ、1956年には大阪府立養護学校とし本校が開校しました。

開校時は名称がなかったものの、1966年に府立の養護学校が新たに開校したことを受けて、大阪府立堺養護学校に改名されました。1967年には大阪府立大手前整肢学園内に大手前分校が設置され、児童への支援が強化されました。

学校が独立した段階では中津分校が存在したものの、1987年に独立校として大阪府立中津養護学校が誕生したため、現存する分校は大手前分校のみとなりました。その後、2004年に大手前分校は移転し、2008年には特別支援学校制度の導入に伴い学校名を大阪府立堺支援学校に変更しました。

通学区域

本校の小学部、中学部、高等部（普通課程・商業課程）は堺市の様々な地域から通学することが可能です。具体的には、堺市の堺区、北区、西区、中区、東区、南区、美原区及び高石市、和泉市、泉大津市、泉北郡忠岡町が対象地域です。また、高等部生活課程においても同様の通学地域が設定されています。特に、岸和田市との通学区域調整により、生徒が堺または岸和田の両校を選ぶことができる仕組みです。

交通アクセス

本校へのアクセスには、阪和線上野芝駅から北へ約800ｍまたは、百舌鳥駅から南へ約900ｍの距離で行くことができます。また、大手前分校については、地下鉄千日前線の鶴橋駅4号出口から西へ約400ｍに位置しています。

まとめ

大阪府立堺支援学校は、長い歴史を持ち、特別支援が必要な子どもたちに対する教育に力を入れてきた教育機関です。現代においても、その教育方針や内容は多様なニーズに応じたものとなっており、多くの生徒が成長する場を提供しています。

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