大阪赤十字病院

大阪赤十字病院

大阪赤十字病院は、日本赤十字社大阪府支部が設置した病院で、大阪市天王寺区に位置しています。この病院は、救命救急センターを運営しており、周産期母子医療センターに指定されている三次救急医療機関です。また、全国の大規模災害時に医療支援を行う大阪DMATの指定医療機関でもあります。さらに、集中治療室（ICU）や心臓血管疾患集中治療室（CCU）など、専門的な治療が行える病棟を完備しています。

沿革

1909年に設立されたこの病院は、日本赤十字社の理念に基づき、一般診療と救急医療を提供することを目的としながら、優れた看護師の養成にも力を注いできました。設立当初は200床の病院からスタートし、時代とともに拡張していきました。1946年には接収を受けながらも、その後再び天王寺区に復帰し、1959年には外来棟と新館の落成によりさらに機能が充実しました。

年表の要点

• - 1909年: 日本赤十字社大阪支部病院として創立。
• - 1927年〜1934年: 鉄筋コンクリート製の病棟が改築され、850床に増床。
• - 1943年: 大阪赤十字病院に改称。
• - 1997年: 災害拠点病院に指定。
• - 2003年: 新本館が竣工し、地域がん診療拠点病院にも指定されました。

この病院は、さまざまな診療科が揃っており、患者のニーズに応じたケアを提供しています。内科、外科、精神科、小児科、整形外科など多岐にわたる専門科が揃っており、地域医療を支える重要な役割を果たしています。特に、救急医療の分野では、最前線での活躍が期待されており、年間多くの救急患者を受け入れています。

診療科の一覧

• - リウマチ・膠原病内科
• - 腎臓内科
• - 血液内科
• - 消化器内科
• - 脳神経外科
• - 救急科など

また、附属施設として大阪赤十字看護専門学校も設けられていましたが、2023年に閉校しました。同病院内には、レストランやコンビニエンスストアもあり、患者やその家族が快適に過ごせる環境が整っています。

交通アクセス

鶴橋駅から徒歩約7分という便利な立地で、多くの利用者に支持されています。大阪赤十字病院は、地域医療の要所としての機能を果たしながら、地域住民の健康を守る役割を担っています。

エピソード

この病院には数多くの歴史的エピソードがあります。かつての病棟にあったステンドグラスは多くの患者や訪問者に愛され、新本館のロビーに移設されています。また、院外の古木は絵本のモチーフとしても利用され、地域への影響も広がっています。

これまでの100年以上の歴史を経て、現在も進化を続ける大阪赤十字病院は、地域医療の最前線で多くの命を救い続けております。

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