大阪府立枚方なぎさ高等学校

大阪府立枚方なぎさ高等学校

大阪府立枚方なぎさ高等学校は、大阪府枚方市の磯島元町に位置する公立の高等学校です。この学校は、2004年に大阪府立枚方西高等学校および大阪府立磯島高等学校の統合によって設立されました。設立当初は全日制普通科総合選択制が採用されていましたが、2019年からは全日制の総合学科に改編されました。また、この学校は、高校版EMS宣言校としても知られています。

学校は、知的障害のある生徒を積極的に受け入れる姿勢を持っており、自立を支援するための「ピア」と呼ばれる専門コースも設けられています。このコースでは、選択科目以外の授業を健常者と同様に受けることができ、すべての生徒が共に学ぶ環境が整備されています。

沿革

枚方なぎさ高等学校の前身である大阪府立枚方西高等学校は、1979年に全日制普通科の学校として開校されました。その後、1983年にはもう一つの前身校である大阪府立磯島高等学校が設立され、両校は地域の教育の重要な拠点として機能してきました。

2002年に大阪府教育委員会は「府立高校特色づくり・再編整備計画」を打ち出し、枚方西高校と磯島高校を統合する新たな学校を設立することを決定しました。この構想に基づき、2004年4月には大阪府立枚方なぎさ高等学校が開校されました。

開校当初は、旧磯島高等学校の校地が継承され、統合された両校はしばらくの間募集中でしたが、2006年3月には両校が閉校になり、新たな学校に生まれ変わりました。旧枚方西高等学校の跡地は、枚方市に市有地として交換され、その後伊加賀スポーツセンターが開設されることになりました。

2019年からは、普通科総合選択制が廃止され、総合学科への改編が行われ、教育内容がさらに充実したものへと進化しています。

年表

• - 1979年4月 - 大阪府立枚方西高等学校開校。
• - 1983年4月 - 大阪府立磯島高等学校開校。
• - 2004年4月 - 普通科総合選択制の大阪府立枚方なぎさ高等学校が開校。
• - 2006年3月 - 大阪府立枚方西高等学校、大阪府立磯島高等学校閉校。
• - 2019年4月 - 普通科総合選択制を廃止し、総合学科に改編。

出身者

枚方なぎさ高等学校の前身校には、多くの著名な出身者がいます。枚方西高等学校の卒業生には、落語家の2代目桂南天やプロボクサーの小松則幸、さらにはヴィジュアル系ロックバンドのJanne Da Arcなどがいます。また、磯島高等学校の出身者には、お笑いコンビCOWCOWやK-1チャンピオンの椿原龍矢などが名を連ねています。

交通アクセス

アクセスに関しては、京阪本線の御殿山駅から南へ約600メートルの距離に位置しています。便利な立地により、生徒たちは通学しやすい環境が整っています。

このように、大阪府立枚方なぎさ高等学校はその歴史と多様な教育方針において、地域に根ざした価値ある教育機関となっています。

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