大阪府立門真スポーツセンター

大阪府立門真スポーツセンター

大阪府門真市に所在する門真スポーツセンターは、地域住民やアスリートに向けて多様なスポーツ活動を提供する多目的アリーナです。大阪府が所有し、OGS・関電FA・パティネレジャー門真SC共同事業体によって運営されています。2015年10月1日からは、東和薬品が命名権を取得し「東和薬品RACTABドーム」という愛称で親しまれています。

概要

このセンターは、1997年に開催された第52回国民体育大会のメイン会場として設計され、現在も多くのスポーツイベントや大会が行われています。主な設備には、広々としたメインアリーナやサブアリーナ、サブプールがあり、様々な競技が可能となっています。メインアリーナでは、夏季には水泳、冬季にはアイススケートとして利用されるなど、季節や用途に応じて変化する利用が特徴的です。

施設の詳細

メインアリーナ

• - 天井高: 42.65m
• - 観客席: 固定席6,000席（最大収容人員10,000席）、車椅子席40席、難聴者用ループ席88席
• - 春・夏期: メインプール（50m×25.5m）や飛び込みプール（25m×25m）
• - 秋期: 各種競技が可能なフロア（3,504m²）で、バレーボール、バスケットボール、テニスなどが行える
• - 冬期: メインリンク（60m×30m）やサブリンク（30m×18m）を利用したアイススポーツが楽しめる

サブアリーナ

• - 天井高: 12.3m
• - 観客席: 固定席835席（最大収容人員2,000席）、車椅子席6席
• - 競技フロア: 1,540m²で多様な競技に対応し、特にサブアリーナはプロレス団体などによるイベントにも利用されています。

サブプール

• - サイズ: 50m×15m（一般公認7レーン）
• - 観客席: 210席（他に車椅子席10席、難聴者用ループ36席）

主な大会・イベント

このセンターでは、多くの国際的なスポーツイベントが開催されています。1998年にはバレーボール世界選手権、2003年のワールドカップバレーボール女子大会のフィナーレなど、数々の歴史に名を刻んできました。また、プロのバスケットボールチーム「大阪エヴェッサ」が公式戦を行っていたことでも知られます。

施設命名権と歴史

施設は1996年に開館以来、「なみはやドーム」という愛称で親しまれてきました。この名称は、一般公募によって選ばれたもので、松竹梅のような文化的な背景を持ちます。2015年に東和薬品が命名権を取得し、「东和药品RACTABドーム」として新たなスタートを切りました。契約は2025年まで延長されており、地元企業との長期的な関係を築いています。

所在地とアクセス

このスポーツセンターは、大阪府門真市三ツ島に位置しています。アクセスは、Osaka Metro長堀鶴見緑地線の門真南駅から徒歩圏内で、公共交通機関を利用した訪問が容易です。さらに、周辺には青少年運動広場やテニスコートも併設されており、地域のスポーツレクリエーションの拠点となっています。

このように、大阪府立門真スポーツセンターは幅広い活用ができるスポーツ施設として、地域に貢献し続けています。

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