大阪府道16号大阪高槻線

大阪府道16号大阪高槻線：淀川沿いを走る主要地方道

大阪府道16号大阪高槻線は、大阪市淀川区を起点に高槻市に至る主要地方道です。全長12.301kmの路線は、淀川右岸に沿って走り、東海道新幹線と並行する区間も多く見られます。

起点と終点、そして経由地

起点である大阪市淀川区新北野は、国道176号十三バイパスと交差する北野高校前交差点です。終点は高槻市城北町の高槻市役所前交差点で、国道171号と接続します。その間、大阪市（淀川区、東淀川区）、吹田市、摂津市、そして高槻市といった複数の自治体を経由します。特に摂津市鳥飼地区など、淀川沿いの地域を通り抜けるルートとなっています。

歴史：府道から主要地方道へ

この路線の歴史は古く、1959年（昭和34年）12月1日に一般府道大阪三島高槻線として大阪府によって路線認定されました。当初の起点は大坂市北区南森町、終点は高槻市役所前交差点でした。その後、1964年（昭和39年）12月28日に建設省（現・国土交通省）から主要地方道に指定され、1965年（昭和40年）には大阪府が主要府道大阪高槻線を認定しました。1994年（平成6年）4月1日には、大阪市道福町浜町線との重複区間を含む経路変更が行われ、現在の起点に改められました。

重複区間と交差道路

大阪高槻線は、いくつかの府道と重複区間を持ちます。具体的には、大阪府道14号大阪高槻京都線と長柄橋北詰交差点から菅原1丁目交差点間、大阪府道134号熊野大阪線と長柄橋北詰交差点から柴島2交差点間で重複しています。

また、路線上には多くの主要道路と交差しています。代表的なものとしては、起点付近の国道176号十三バイパス、新御堂筋（国道423号）、大阪内環状線（国道479号）、そして終点の国道171号などがあります。その他にも、府道147号、府道2号大阪中央環状線、府道15号八尾茨木線、府道19号茨木寝屋川線、府道138号三島江茨木線、府道139号枚方茨木線、府道14号大阪京都高槻線、府道132号高槻茨木線など、多くの府道と交差点を形成しています。

沿線施設

大阪高槻線沿線には、様々な施設が立地しています。例えば、大阪モノレール線南摂津駅、日野自動車大阪部品デポ、大阪府立摂津支援学校、大阪府立とりかい高等支援学校、阪急バス柱本営業所、コーナン高槻店、Landport高槻、高槻市立総合スポーツセンター、東洋メビウス高槻物流センター、Satake高槻城西店、そして高槻市役所などです。これらの施設は、沿線の地域経済や生活に重要な役割を果たしています。

別名

大阪高槻線は、地域住民の間では「淀川通」「産業道路」「大高線」「高槻線」といった様々な愛称で親しまれています。これらの別名は、路線の地理的特徴や沿線の産業状況を反映していると言えるでしょう。

まとめ

大阪府道16号大阪高槻線は、大阪市淀川区から高槻市へと繋がる重要な路線です。長い歴史を持ち、幾度かの変更を経て現在の姿となっています。淀川右岸沿いを走り、多くの道路や施設と交差するこの路線は、地域社会の生活や経済活動に欠かせない存在となっています。

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