大雅

大雅：波乱に満ちた格闘家人生の軌跡

1996年生まれの総合格闘家、キックボクサー、大雅。神奈川県愛川町出身で、TRY HARD GYMに所属する彼は、RISEスーパーフェザー級王者、元K-1 WORLD GPスーパーフェザー級王者、元Krushスーパーバンタム級王者という輝かしい経歴を持つ。彼の兄は、TRY HARD GYM代表のHIROYAという、格闘界で活躍する兄弟としても知られている。

キックボクサーへの道：幼少期の夢からプロデビューへ

大雅のキック[[ボクシング]]への情熱は、幼少期に兄HIROYAの試合を観戦した経験と、K-1への強い憧れから芽生えた。特に魔裟斗選手に強い憧れを抱き、幼稚園の頃からキックボクサーになることを決意していたという。しかし、近所にキック[[ボクシング]]ジムがなかったため、小学校2年生から空手を始め、黒帯を取得。その後、パンチの技術を磨くために小学校5年生から3年間、ボクシングジムに通うなど、着実に格闘技の基礎を築き上げていった。

そして2012年11月23日、16歳でKrush-EX 2012 vol.6にてプロデビュー。初戦でKO勝利を収め、華々しいキャリアの幕開けを飾った。

K-1、Krushでの活躍と栄光、そして苦悩

Krush -55kg級王座を獲得後、K-1の舞台へと進出した大雅。王者同士の対決となった2014年のK-1 WORLD GPでは惜しくも敗北を喫するものの、2015年のK-1 WORLD GP -55kg初代王座決定トーナメントでは決勝まで進出。武尊選手との激闘の末、判定で敗れたものの、その実力は広く認められるようになった。

同年、左拳の負傷によりKrush -55kg級王座を返上。その後、階級を上げてK-1 WORLD GP 2016 -60kg日本代表決定トーナメントに出場し、優勝を果たす。続くK-1 WORLD GP 2016 スーパー・フェザー級世界最強決定トーナメントでも準決勝まで勝ち進むも、決勝で卜部功也選手に敗れた。

2017年2月には、K-1 WORLD GPスーパーフェザー級王者、卜部弘嵩選手に挑戦。接戦の末、判定勝ちで王座を獲得した。しかし、この栄光は長くは続かなかった。

K-1との契約問題：葛藤と決別

2018年2月、K-1はTRY HARD GYMとの契約問題を発表。契約違反や一方的な契約破棄があったとして、大雅を含む所属選手の出場停止、王座剥奪などを発表した。これに対し、TRY HARD GYM側は反論。契約書の不備や、選手への安全配慮の欠如などを主張した。

この騒動は、格闘技界に大きな衝撃を与え、大雅自身もK-1への強い憤りをTwitterで表現した。この問題により、大雅はK-1を離れることになった。

RIZIN、RISEでの挑戦と総合格闘技への転向

K-1との契約問題後、大雅はRIZINと契約。総合格闘技にも挑戦するなど、新たなステージへと進出した。RIZINでは、幾多の試合を経験し、勝利と敗北を繰り返しながら、実力を磨いていった。

2024年1月にはRISE 175でRISEスーパーフェザー級タイトルマッチを行い、見事勝利してRISEスーパーフェザー級王座を獲得した。

そして2024年12月、大雅はRIZINの会見に出席し、総合格闘技への本格的な挑戦を表明。RIZINバンタム級のベルト獲得を目指すと宣言した。

2024年12月31日にはRIZIN DECADEで総合格闘技デビュー戦を行い、梅野源治選手と対戦予定である。キック[[ボクシング]]で培ってきた卓越した打撃技術をベースに、総合格闘技の新たな挑戦に挑む大雅の未来に、大きな期待が集まっている。

戦績

(プロ総合格闘技、プロキック[[ボクシング]]、エキシビションの戦績は、情報が不足しているため記述できません)

獲得タイトル

Krush YOUTH GP 2013 -55kg級 優勝
第3代Krushスーパーバンタム級王座
K-1 WORLD GP 2016 -60kg日本代表決定トーナメント 優勝
第3代K-1 WORLD GPスーパーフェザー級王座
* 第6代RISEスーパーフェザー級王者

大雅の今後の活躍に注目したい。

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