大館放送

大館放送株式会社（おおだてほうそう）

大館放送株式会社は、秋田県大館市を放送エリアとする特定地上基幹放送事業者です。この会社が運営するのが「おおだてエフエム」という名称のFM放送局で、愛称は「ラジオおおだて」として親しまれています。地域密着型の放送局として、地元の最新情報を提供し、市民の参加を重視したコミュニティ放送を行っています。

概要

この放送局は秋田県において7番目のコミュニティFM局であり、秋田県北部では鹿角きりたんぽFMに次ぐ2番目の開局となります。放送局は大館ゴルフセンターの敷地内に位置し、放送の基盤がしっかりとした場所に設置されています。ラジオおおだてのロゴは赤色を主なイメージカラーとしており、デザインには秋田犬や鳳凰山など地域のシンボルが取り入れられています。また、理念として「市民共創で、大館の「安心」「希望」「意欲」を未来に繋ぎます」を掲げています。

開局は当初2020年11月を予定していましたが、機材の準備が遅れたため、実際には2021年1月17日に放送を開始しました。同日にリスラジでも同時配信がスタートしましたが、現在はFM++での配信に切り替えされています。

放送内容は、地元大館市に関連する天気、イベント、交通、防災など、実生活に役立つ情報を中心に構成されています。市民がパーソナリティを務めることも多く、地域密着メディアとして地域活性化を促進しています。特に、地元の大館市立北陽中学校の生徒が生放送に出演する番組は、全国的にも珍しい取り組みとして注目されています。

開局の翌日からは、地域新聞の秋田魁新報および北鹿新聞に番組表が掲載されるなど、地元の情報源としての役割も果たしています。さらに、秋田県コミュニティ放送連絡協議会にも加盟しており、他のコミュニティ放送局との連携も行っています。

残念ながら、大館放送株式会社は2025年10月末をもって放送業務を終了する予定となっており、その際にFM++での配信も終了します。この決定は、市民との意見交換を経て考慮されたものです。

沿革

大館放送株式会社の歴史を振り返ると、2020年6月11日には総務省東北総合通信局から予備免許を取得し、12月23日には本免許が交付されました。そして2021年1月17日には正式に放送を開始し、リスラジでの同時サイマル放送も同日にスタートしました。

2022年にはFM++での配信が開始され、あわせて大雨に関する災害情報も放送しています。2025年10月31日には、正式に放送業務を終了する見込みです。

主な番組

ラジオおおだてでは多彩なプログラムが放送されています。

• - 館あきらの世界（月 - 金 4:00 - 6:00）
• - グッドモーニングおおだて（月・水・金 7:00 - 8:00）
• - おおだて日和（月 - 金10:00 - 12:00）
• - イブニングおおだて（月 - 金 17:00 - 17:55） など

多くの番組が市民によって構成されており、地域の魅力や文化を発信する役割を果たしています。これらの取り組みを通じて、ラジオおおだては地域の生活に密着した存在として成長してきました。

実際に放送される内容は、リスナーにとって役立つ情報が満載であり、地域の関心を引きつける努力が続けられています。

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