天才テリーの芸能ダマスカス

天才テリーの芸能ダマスカス

「天才テリーの芸能ダマスカス」（てんさいテリーのげいのうダマスカス）は、1995年4月から1997年3月にかけて、ニッポン放送でオンエアされていたラジオバラエティ番組です。

番組の誕生背景

1990年代半ば、ニッポン放送はこれまでにない、明るく革新的なラジオ番組の制作を目指していました。その企画の核として白羽の矢が立ったのが、当時テレビディレクターとして知られていたテリー伊藤でした。彼をメインパーソナリティに据え、「天才テリーの芸能ダマスカス」はスタートを切りました。

番組開始に先立つ1994年8月には、同じくニッポン放送の朝の情報番組「高嶋ひでたけのお早よう!中年探偵団」において、夏休み中の高嶋ひでたけに代わってパーソナリティを務めた経験がテリー伊藤にはありました。しかし、レギュラー番組として、彼が本格的にメディアの表舞台に立つのは、この「天才テリーの芸能ダマスカス」が最初であり、その後の彼の多岐にわたるメディア活動の重要な出発点となりました。

番組内容と出演者

バラエティ番組として構成された本番組は、テリー伊藤ならではの視点や切り口で、芸能界の話題や世相を斬るスタイルが特徴でした。その斬新な企画とテリー伊藤の個性的なキャラクターが、当時のリスナーに新鮮な驚きと笑いを提供しました。

番組を支えた主な出演者は以下の通りです。

パーソナリティ: テリー伊藤（テレビディレクター）
アシスタント: 根岸紀子（当時ニッポン放送アナウンサー）

根岸アナウンサーは、テリー伊藤の独特な進行やトークを受け止め、番組に安定感と華を添えました。

番組内で設けられていたコーナーの一つに、「ダマスカ印で快適生活」がありました。このコーナーでは、特定のテーマに沿った情報や企画が展開されていたと考えられます。

番組制作の裏側を支えたスタッフとして、構成作家の石川昭人が名を連ねています。

番組の終焉と発展

「天才テリーの芸能ダマスカス」は約2年間の放送を経て、1997年3月にその幕を閉じました。番組終了の背景には、内容をさらに充実させ、より幅広い層にアプローチするための発展的な改編がありました。具体的には、アシスタントが交代し、放送時間帯を平日昼のワイド番組枠へ移動。テリー伊藤が引き続きパーソナリティを務める新番組「のってけテリー!渚の青春花吹雪」として生まれ変わったのです。

「天才テリーの芸能ダマスカス」が放送されていた枠は、その後、上柳昌彦アナウンサーが担当することになりました。皮肉にも、上柳アナウンサーは後年、テリー伊藤と共に「テリーとうえちゃんのってけラジオ」という長寿番組を担当することになります。

関連番組

テリー伊藤がパーソナリティを務めたニッポン放送の番組には、本番組以外にも以下のようなものがあります。

テリー伊藤のってけラジオ
テリー伊藤 サンデーのってけラジオ
* テリー伊藤のフライデースクープ そこまで言うか!

これらの番組は、「天才テリーの芸能ダマスカス」から始まったテリー伊藤のラジオパーソナリティとしてのキャリアの系譜を示しています。

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