天羽銀

天羽銀（あもう ぎん）は、日本の漫画家です。島根県出身で、その独特な作風と多様なジャンルへの挑戦で知られています。

来歴

天羽銀は、第7回スクウェア・エニックスマンガ大賞において「鬼斬り十夜」で準大賞を受賞し、漫画家としてのキャリアをスタートさせました。2006年、『月刊少年ガンガン』（スクウェア・エニックス）3月号に掲載された「鬼斬り十夜」でデビューを果たし、その後、『ガンガンパワード』（同）にて代表作の一つとなる『ファイナルファンタジーXII』の連載を開始しました。しかし、『ガンガンパワード』の休刊に伴い、『ファイナルファンタジーXII』の連載は『ガンガンONLINE』（同）に移籍して継続されました。

2016年には、活動の場を広げ、『月刊少年エース』（KADOKAWA）2017年1月号より、人間と吸血鬼が織りなす物語『銀のヴェンデッタ』の連載を開始。さらに2018年1月からは、『コミックガルド』（オーバーラップ）にて、迷井豆腐による小説家になろう発の人気小説をコミカライズした『黒の召喚士』の連載もスタートさせ、現在に至るまで連載を続けています。

作品の特徴

天羽銀の作品は、ファンタジー、アクション、ドラマなど、幅広いジャンルをカバーしており、それぞれの作品で異なる魅力を放っています。特に、キャラクターの感情表現やアクションシーンの描写には定評があり、読者を物語の世界へと引き込む力があります。

作品リスト

連載作品

ファイナルファンタジーXII
『ガンガンパワード』No.1 - 2009年4月号
『ガンガンONLINE』2009年4月23日 - 6月25日
スクウェア・エニックスのRPG『ファイナルファンタジーXII』を漫画化した作品。
アルヴ・レズル -機械仕掛けの妖精たち-
原作：山口優
『ニコニコ漫画』2012年12月26日 - 2013年3月1日
機械仕掛けの妖精を題材にしたファンタジー作品。
魔法科高校の劣等生 横浜騒乱編
原作：佐島勤
キャラクターデザイン：石田可奈
『月刊Gファンタジー』2013年11月号 - 2015年11月号
人気ライトノベル『魔法科高校の劣等生』の横浜騒乱編を漫画化した作品。
スペース☆ダンディ 天狼星画
『水曜日のシリウス』2014年8月6日・13日
アニメ『スペース☆ダンディ』を題材とした作品。
銀のヴェンデッタ
『月刊少年エース』2017年1月号 - 10月号
人間と吸血鬼が登場するダークファンタジー。
黒の召喚士
原作：迷井豆腐
キャラクター原案：黒銀（DIGS）
『コミックガルド』2018年1月10日 - 連載中
異世界召喚を題材にしたファンタジー作品。

読み切り作品

鬼斬り十夜
『月刊少年ガンガン』2006年3月号
デビュー作となった作品。
キリンジ
『ガンガンONLINE』2010年

書籍

ファイナルファンタジーXII
スクウェア・エニックス〈ガンガンコミックス〉
2006年 - 2009年、全5巻
アルヴ・レズル -機械仕掛けの妖精たち-
原作：山口優
講談社〈シリウスKC〉
2013年、全1巻
魔法科高校の劣等生 横浜騒乱編
原作：佐島勤
キャラクターデザイン：石田可奈
スクウェア・エニックス〈GFC SUPER〉
2014年 - 2015年、全5巻
銀のヴェンデッタ
KADOKAWA〈角川コミックス・エース〉
2017年、全2巻
2017年4月25日発売、ISBN 978-4-04-105548-9
2017年9月26日発売、ISBN 978-4-04-106089-6
黒の召喚士
原作：迷井豆腐
キャラクター原案：黒銀（DIGS）
オーバーラップ〈ガルドコミックス〉
2018年 - 、既刊20巻（2024年10月25日現在）

人物

天羽銀は、漫画制作の傍ら、言葉責めを趣味としており、また、描いた絵にヒゲを描き加えることを好むという独特な一面も持っています。

外部リンク

天羽銀 (@silver_ammo) - X（旧Twitter）

もう一度検索