アルヴ・レズル -機械仕掛けの妖精たち-

アルヴ・レズル -機械仕掛けの妖精たち-

『アルヴ・レズル -機械仕掛けの妖精たち-』は、山口優によるライトノベルを原作としたメディアミックス作品です。小説、漫画、アニメ映画として展開され、近未来を舞台にした独特な世界観と、意識とネットワークをテーマにした物語が特徴です。

概要

2011年の第7回『BOX-AiR新人賞』を受賞し、『アニメミライ2013』参加作品としてアニメ映画化されました。小説は電子書籍『BOX-AiR』で連載され、Web漫画はニコニコ静画で配信、2013年3月にはアニメ映画が公開されました。

あらすじ

西暦2022年。極微細無線通信装置「ナーヴセラー・リンカー・ナノマシン（NLN）」の完成により、意識とネットワークがシームレスに繋がる時代。しかし、その技術は「アーリー・ラプチャー」と呼ばれる大災厄を引き起こし、多くの人々の意識がネットワークの彼方へ失われます。物語は、この災厄によって精神を喪失した妹を救うため、主人公が奔走する姿を描きます。

登場人物

御影礼望（みかげ れむ）
本作の主人公。妹の詩希のためにOMFCに訪れます。
御影詩希（みかげ しき）
礼望の妹。NLNを利用していましたが、謎の事故により精神を喪失してしまいます。
ポエム
詩希の姿をした記憶喪失の少女。ネットワークに接続された機械をハッキングする能力を持ちます。
比良坂唯（ひらさか ゆい）
詩希（ポエム）と同種の能力を持つノーミードと呼ばれる人物で、詩希を追っています。
堅洲世視（かたす せいし）
アルヴィン社社員で、アルヴ・レズル研究総責任者。

用語

ナーヴセラー・リンカー・ナノマシン（NLN）
神経細胞型通信ナノマシン。これを用いることで、ダイレクトにネットワーク接続が可能です。
ネクストライフ
NLNを用いたバーチャル世界。
アーリー・ラプチャー
2022年に発生した全世界同時精神喪失事件。多くの被害者を出しました。
沖ノ鳥島メガフロートシティ（OMFC)
日本最南端の沖ノ鳥島に建設された浮遊都市。
ウォードッグ
米軍制式採用の対人兵器。遠隔操作が可能です。
アルヴ
ANTHROPOGENICALLY LOST FUNCTION-OF-MIND REACQUIRERの略称。ネットワークに接続された機械を自由に操る能力を持つ者。

書籍情報

小説

講談社BOXより発売
通常版: 2013年2月1日 (ISBN 978-4-06-283830-6)
限定版: 2013年4月1日 (ISBN 978-4-06-283839-9)
著者: 山口優、イラスト: 彩樹

コミック

ニコニコ静画で配信
単行本: シリウスKCより刊行
タイトル: アルヴ・レズル -機械仕掛けの妖精たち-
原作: 山口優、作画: 天羽銀
2013年3月8日発売 (ISBN 978-4-06-376388-1)

アニメ映画

『アニメミライ2013』参加作品として公開
監督: 吉原達矢
脚本: 山口優
アニメーション制作: ZEXCS

主題歌

エンディングテーマ: 「Sha-le-la」
歌: 喜多村英梨

関連情報

アニメミライ公式サイト
講談社BOX 作品ページ
アルヴ・レズル -機械仕掛けの妖精たち- - ニコニコ静画
講談社コミックプラス 作品ページ

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