天野 (新潟市)

天野（あまの）

天野は、新潟県新潟市江南区および南区に位置する町字です。現行の行政地名としては、天野一丁目から天野三丁目、そして大字天野が存在し、大字天野の一部は南区に属しています。住居表示は一丁目から三丁目が実施済みですが、大字は未実施です。郵便番号は950-1134です。

概要

天野は、1889年（明治22年）から現在まで続く大字であり、1991年（平成3年）からは町名としても存在します。信濃川の下流、右岸に位置し、かつては江戸時代から1889年まで存在した天野新田の一部でした。1968年（昭和43年）に造成された曽野木団地の影響を受け、住宅地として発展しました。

地理

天野は以下の町字と隣接しています。

北から東回り順に：楚川、曽川、嘉木、平賀、舞潟
信濃川を挟んで南区鷲ノ木新田と隣接

歴史

1699年（元禄12年）の資料によると、天野は東笠巻村の枝郷として1650年（慶安3年）に開発されたとされています。しかし、慶長年間に近藤勘十朗が片口村（現在の三条市片口）から移住して開発したという説も存在します。

1889年（明治22年）4月1日：合併により曽野木村の大字となり、当初は天野新田と称しました。
1957年（昭和32年）5月3日：合併により新潟市の大字となり、天野に改称されました。
1991年（平成3年）11月5日：住居表示が実施されました。
2007年（平成19年）4月1日：新潟市の政令指定都市移行に伴い、江南区および南区の大字となりました。

世帯数と人口

2018年（平成30年）1月31日現在の世帯数と人口は以下の通りです。

（詳細なデータは割愛）

教育

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなります。

（学区に関する詳細な情報は割愛）

主な企業・施設

新潟市立曽野木小学校
曽野木郵便局

文化

天野甚句

天野には、盆踊りに用いられる「天野甚句」という唄が存在します。これは、河川の整備をきっかけに、自然の恵みに感謝し、働く喜びを表現した唄と踊りであるとされています。

交通

新潟県道1号新潟小須戸三条線
新潟県道2号新潟寺泊線

参考文献

角川日本地名大辞典 編纂委員会『角川日本地名大辞典 15 新潟県』(株)角川書店、1989年10月8日。ISBN 4-04-001150-3。
『新潟歴史双書 8 新潟の地名と歴史』新潟市、2004年3月31日。
“市報にいがた 1288号3面”. 新潟市 (1991年11月3日). 2014年8月10日閲覧。
『美しい新潟 - 総集編』新潟市総務局総務部広報課、1998年3月。

関連項目

* 天野

もう一度検索