天馬賞

天馬賞（てんましょう）

天馬賞は、帯広市が帯広競馬場で開催するばんえい競馬の重賞競走です。4歳馬（明け5歳）による重賞競走として、4歳世代のチャンピオン決定戦としての役割を担っています。

正賞は全国公営競馬主催者協議会会長賞、農業法人鎌田きのこ株式会社賞。

概要

2008年（2007年度）に新設された天馬賞は、柏林賞、銀河賞と合わせて4歳世代の三冠競走を構成し、その最終戦としてチャンピオン決定戦の位置づけとなりました。競走格付けは最高位のBG1です。

以前は4歳馬による重賞競走として旭川記念がありましたが、2006年をもって終了し、天馬賞がその役割を引き継ぎました。

創設当初から正月開催期間に施行され、開催日は2009年を除き1月3日でおおむね固定されています。

第2回（2009年）は農林水産大臣賞典として施行されました。

競走条件・賞金

出走資格（2024年）

5歳オープン

ばんえい重量（2024年）

定量（760kg、牝馬20kg減）

第1回（2008年＝2007年度）は別定でしたが、第2回より定量となりました。

賞金（2024年）

1着300万円、2着114万円、3着66万円、4着36万円、5着24万円

4歳世代のチャンピオン決定戦

天馬賞は、4歳世代のチャンピオン決定戦として重要な意味を持っています（ばんえい競馬は4月が新年度の始まりで、天馬賞が開催される1月は「明け5歳」となります）。

ばんえい競馬では、平地競走とは異なり、4歳までの馬は古馬（6歳以上）に比べて能力的に劣るとされています。そのため、3・4歳のクラスが設けられています。3歳馬限定のチャンピオン決定戦としては、ばんえいダービーやばんえいオークス（牝馬限定）があります。

4歳馬による重賞は、旧・旭川記念がありましたが、チャンピオン決定戦としては明確ではありませんでした。そこで、帯広単独開催となった2007年度より天馬賞が新設され、4歳世代のチャンピオン決定戦として位置づけられることになりました。

歴代優勝馬

各回競走結果の出典: 天馬賞 歴代優勝馬（地方競馬全国協会）

関連項目

柏林賞
銀河賞
クインカップ

外部リンク

ウィキニュースに関連記事があります。2016年1月のばんえい競馬【2016年2月12日】

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