ばんえいオークス

ばんえいオークス（BG1）とは

ばんえいオークスは、帯広市が帯広競馬場で施行するばんえい競馬の重賞競走です。出走表などでは、「ソメスサドル杯 ばんえいオークス」と表記されています。

概要

1976年に「ばんえい優駿牝馬」として創設され、後に現在の名称に変更されました。2014年現在、ばんえい競馬で唯一の3歳牝馬限定重賞であり、3歳牝馬チャンピオン決定戦として位置づけられています。BG1に格付けされており、牝馬限定重賞では唯一のBG1競走です（2018年度にヒロインズカップがBG1に格上げ）。

2004年までは帯広競馬場のほか、旭川競馬場・岩見沢競馬場・北見競馬場でも施行され、数年ごとに開催地を変更しながら行われていました。

創設から1993年までは5月開催でしたが、1994年より秋季（9月-10月）開催に変更。2003年と2004年は8月に開催された後、2005年から帯広競馬場での固定開催となり、施行時期も11月下旬-12月に変更されました。日本の「オークス」としては最も遅い時期に開催されています。

競走条件・賞金（2024年度）

競走条件：3歳牝馬オープン
ばんえい重量：定量
賞金額：1着300万円、2着114万円、3着66万円、4着36万円、5着24万円

3歳牝馬三冠競走の変遷

1989年に3歳馬による三冠競走が確立したのに対し、3歳牝馬の重賞はこの競走のみとなり、ばんえいプリンセス賞は特別競走に格下げとなりました。これは、当時所属していた3歳牝馬の頭数が少なかったことが影響しています。

2006年以降、能力試験に合格する牝馬が増加したため、2007年より黒ユリ賞とばんえいプリンセス賞を加えて3歳牝馬三冠競走が整備されました。

2008年にはニシキエースが初の三冠制覇を達成しましたが、2010年以降は再び黒ユリ賞が2歳世代の重賞に、ばんえいプリンセス賞も特別競走に格下げされ、3歳牝馬限定の重賞は本競走のみとなっています。

歴代優勝馬

歴代優勝馬については、ばんえいオークス 歴代優勝馬（地方競馬全国協会）を参照ください。

関連競走

ばんえい大賞典
ばんえい菊花賞
ばんえいダービー
黒ユリ賞
ばんえいプリンセス賞

外部リンク

* ばんえい競馬公式サイト（ばんえいオークス特設ページ）

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