太田磨理

太田 磨理（おおた まり）

11月4日生まれ。日本の契約キャスター。NHK津放送局に所属。三重県津市出身。

経歴

三重県津市に生まれ育ち、セントヨゼフ女子学園高等学校・中学校を経て、南山大学を卒業。大学卒業後、アナウンサーになる以前は高校の英語教師を務めた経験を持つ。

2009年、故郷のNHK津放送局に入局し、契約キャスターとしての歩みを始める。津局で5年間活動後、2014年には滋賀県のNHK大津放送局へ異動。大津局では約7年間、地域ニュースや情報番組を担当した。2020年度末に大津局を退局したが、2021年度には8年ぶりにNHK津放送局へ復帰し、再び地元三重県での活動を再開した。

NHKの契約キャスターは通常、任期が定められており、同一局での勤務期間には上限があることが多い。しかし、太田氏のキャリアはこれに当てはまらない異例のものである。2021年3月時点で、津局での通算5年間と大津局での7年間を合わせた勤務年数は12年に及び、正職員を除く契約キャスターとしては極めて長い経験年数と、複数局での勤務実績を誇る。長年にわたり地域放送に携わってきたベテランである。

人物

キャスターとしての能力面では、ニュースの解説力とリポート力に定評があり、視聴者からの人気も高い。難しい事柄も分かりやすく伝える能力に長けている。

非常に多趣味で、幅広い関心を持つ。特に日本の戦国時代に深く傾倒しており、入局以前から大河ドラマを熱心に視聴していた。また、仕事を通じて地元三重・滋賀の歴史文化にも興味を広げ、伊賀忍者や甲賀忍者について取材を重ねた。大津局時代には、取材の一環として甲賀流忍者検定初級に合格するという一面も持つ。

身体能力も高く、スポーツや芸術にも秀でている。2歳からクラシックバレエを習い続け、その他にもピアノ、フェンシング、剣道、スキーが得意である。熱心なノルディック競技ファンでもあり、クロスカントリーの練習中に五輪金メダリストの河野孝典氏に遭遇し、追い抜かれたエピソードは特に有名である。これらの多彩な経験が、キャスターとしての深みにも繋がっている。

担当番組

現在（NHK津放送局復帰後）は、情報番組「まるっと!みえ」を担当。2022年度からはローテーションでの出演となっている。

過去の担当番組としては、NHK津放送局（初回）勤務時に「ほっとイブニングみえ」のリポーターおよびキャスターを務めた。NHK大津放送局時代には、「おうみ発630」や「おうみ845」といった番組を担当し、滋賀県の視聴者に情報を届けた。

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