太田資武 (掛川藩嫡子)

太田資武（おおた すけたけ）は、江戸時代中期に遠江国掛川藩の太田家に生まれた人物です。彼は藩主の世嗣でしたが、家督を継ぐことなく亡くなりました。

生涯

宝暦13年（1763年）に、掛川藩の2代藩主である太田資愛の長男として誕生しました。ただし、『寛政重修諸家譜』によれば、宝暦11年（1761年）生まれともされています。幼名は伴之助、新六郎と名付けられました。正室には、松平定静の娘を迎えています。

安永6年（1777年）には、徳川家治に拝謁し、従五位下・大和守、采女正に叙任されました。将来を嘱望された資武でしたが、家督を相続することなく、天明4年（1784年）に早世しました。法名は道因日縁徳浄院です。

家督相続

資武の死後、家督は彼の次弟である太田資順が継ぐことになりました。資順はその後、掛川藩の藩主として藩政を担うことになります。

太田資武は、若くして亡くなったため、藩主として活躍することはありませんでしたが、掛川藩の歴史において重要な役割を担った人物の一人として記憶されています。彼の存在が、その後の太田家の家督相続に影響を与えたことは間違いありません。

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