太白市

太白市（テベクし、たいはくし）

太白市は、大韓民国江原特別自治道南部に位置する市で、太白山脈の麓、標高700～900mの高原にあります。豊かな自然に恵まれ、レジャー開発が積極的に進められています。かつては炭鉱の街として栄えましたが、現在は観光都市としての側面が強まっています。

歴史

太白市の歴史は古く、685年以降、三陟郡（さんちょくぐん）などに属していました。近代に入り、黔川谷（コムチョンゴク）で石炭が発見されたことで、炭鉱の街として発展を遂げました。当時の様子は、石炭博物館で知ることができます。1981年7月1日、三陟郡の長省邑（チャンソンウプ）と黄池邑（ファンジウプ）が合併し、太白市が誕生しました。その後、1994年12月26日には、三陟郡下長面（ハジャンミョン）の一部を編入しています。

地理

太白市は、江原特別自治道の南部に位置し、慶尚北道（キョンサンブクド）との境界に接しています。太白山脈と小白山脈（ソベクサンメク）が走り、太白山をはじめとする多くの山々が連なっています。漢江（ハンガン）（南漢江）と洛東江（ナクトンガン）の源流があることでも知られています。

主な山

太白山（テベクサン）（1,567m）
蓮花峰（ヨナボン）（1,053m）
三芳山（サムバンサン）（1,175m）
咸白山（ハムベクサン）（1,573m）
梅峰山（メボンサン）（1,330m）
白屏山（ペクピョンサン）（1,259m）

隣接自治体

東：三陟[[市]]（サムチョクシ）
西：寧越[[郡]]（ヨンウォルグン）、旌善郡（チョンソングン）
南：慶尚北道奉化[[郡]]（キョンサンブクド ポンファグン）
北：三陟[[市]]

気候

標高700～900mの高原に位置するため、冬は長く寒さが厳しいのが特徴です。韓国国内でも有数の積雪量を誇ります。一方、夏は涼しく、避暑地として人気があります。

最高気温極値：35.7℃（2018年7月21日）
最低気温極値：-21.7℃（2013年1月4日）
最深積雪：94.5cm（1998年1月16日）

行政区域

太白市は、かつて16の洞がありましたが、1998年に8洞に統合されました。現在は8つの行政洞があり、市庁所在地は黄池洞（ファンジドン）にあります。

行政

かつて市の基幹産業であった石炭産業は衰退し、現在は太白山を中心としたレジャー開発に力が入れられています。また、札幌市が提唱した世界冬都市市長会にも加入しています。

市庁所在地

太白市黄池洞244-3

警察

太白警察署

消防

太白消防署

教育

大学

江原観光大学校

高等学校

市内のすべての高等学校は、島嶼・僻地教育振興法施行規則に定められた僻地校（僻地ラ級）に指定されています。

黄池高等学校
黄池情報高等学校
太白工業高等学校
長省女子高等学校
鉄岩高等学校

観光

高原地帯に位置するため、レジャー開発が盛んです。

太白山道立公園

霊山である太白山を中心とした公園で、ハイキングコースや漢江の源流などがあります。太白山信仰に関わる遺跡も点在し、6月にはツツジが咲き誇り、太白山ツツジ祭が開催されます。その他、以下の観光スポットがあります。

龍淵洞窟（ヨンヨンドン굴）
石炭博物館
化石展示館
太白レーシングパーク

交通

鉄道

嶺東線（ヨンドンソン）
銅店駅（トンジョムヨク） - 鉄岩駅（チョラムヨク） - 栢山駅（ペクサンヨク） - 東栢山駅（トンペクサンヨク） - ソラン信号場
太白線（テベクソン）
杻田駅（チュジョンヨク） - 太白駅（テベクヨク） - 文曲駅（ムンゴクヨク） - 栢山駅
太白三角線（テベクサムガクソン）
文曲駅 - 東栢山駅

姉妹都市・友好都市

国際姉妹都市

和龍市（ファロンし）（中華人民共和国吉林省）
バギオ市（フィリピン）

国際友好交流都市

高安市（コウアンし）（中華人民共和国江西省）
蘇州市（ソシュウし）（中華人民共和国江蘇省）
長春市（チョウシュンし）（中華人民共和国吉林省）

国内交流都市

* 蘆原区（ノウォング）（大韓民国ソウル市）

脚注

太白市公式サイト（韓国語）
太白市公式サイト（日本語）

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