太陽まりい

太陽まりい

日本の女性漫画家、太陽まりい（たいよう まりい）氏は、岡山県出身で活動しています。主に少年・青年漫画誌やウェブコミック媒体で作品を発表しており、特に食を通じて人間模様を描いた『ギャルごはん』は、白泉社の『ヤングアニマル』誌上で連載され、多くの読者から支持を集めた代表作として知られています。

経歴とペンネーム

漫画家としての道を歩み始めた太陽まりい氏は、そのキャリア初期において才能を発揮しました。2011年4月期には、小学館が主催するまんがカレッジにおいて、応募作品である『木馬の恋』が佳作に選ばれ、これがプロデビューへの大きな一歩となりました。

ユニークなペンネームには、彼女自身の思いが込められています。「太陽」という言葉には、沈んでも再び昇るその力強さに願いを託した意味合いがあり、「まりい」という響きには、かつて世間を賑わせたグラビアアイドルのような華やかなイメージを取り入れたいという意図があったといいます。これらの要素が組み合わさることで、個性的で覚えやすいペンネームが誕生しました。

作品リスト

これまでに太陽まりい氏が発表してきた作品は多岐にわたります。

初期の連載作品としては、小学館のウェブコミックサービス『クラブサンデー』にて2012年5月から2013年7月にかけて連載された『黄金の酔拳士』があります。単行本は少年サンデーコミックスより全3巻が刊行されました。

続いて、同じく小学館のウェブコミック媒体である『裏サンデー』では、2014年3月から2015年1月まで『騎乗戦士モクバさん』を連載。こちらは裏少年サンデーコミックスとして全4巻が発売されています。

そして、最大のヒット作となった『ギャルごはん』は、2017年1号から2020年7号にかけて白泉社の青年漫画誌『ヤングアニマル』で連載されました。全10巻がヤングアニマルコミックスレーベルから刊行され、食と学園生活をテーマにしたハートフルなコメディとして人気を博しました。

その後も新たな挑戦を続けており、読み切り作品として集英社の『週刊ヤングジャンプ』2020年47号には『異世界転生したけどパンツを錬成する能力しかありません』を発表。

そして現在も精力的に活動しており、KADOKAWAのウェブコミックサイト『ドラドラしゃーぷ＃』では、2024年3月23日より『男子高校生だけどギャルにTSしました』の連載を開始しました。この作品はドラゴンコミックスエイジより既刊1巻が刊行されており、今後の展開が注目されています。

その他の活動と師事

漫画執筆以外にも、アニメーション作品に関わった経験があります。2018年に放送されたテレビアニメ『あそびあそばせ』では、第2話のエンドカードイラストを担当し、視聴者を楽しませました。

また、漫画家としての技術や姿勢を学ぶ上で、師と仰ぐ存在がいます。高橋のぼる氏に師事しており、その教えが自身の漫画家としての活動に影響を与えていると考えられます。

多方面で才能を発揮し続ける太陽まりい氏。今後の作品や活動からも目が離せません。

外部リンク

* 太陽まりい (@taiyoumarii) - X（旧Twitter）

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