太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2025

太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2025

太陽生命ウィメンズセブンズシリーズは、公益財団法人日本ラグビーフットボール協会が主催し、太陽生命保険株式会社が特別協賛する国内女子7人制ラグビーの最上位リーグです。2014年にスタートし、2025年シーズンは11回目を迎えます。この大会には、大学やクラブチームなどの単独あるいは合同で編成されたチームが参加し、日本の女子セブンズ界を牽引する選手たちが集結します。

開催概要と形式

2025年シーズンは、例年より遅い6月から8月にかけて開催されます。これは、女子日本代表の15人制北米遠征（2025年4月）や、国際大会「HSBC SVNS」のグランドファイナル（2025年5月）といった国際的なスケジュールが影響しています。大会はサーキット方式で行われ、全国各地の主要なラグビー場で熱戦が繰り広げられます。具体的な開催地は、第1戦が熊谷（埼玉県）、第2戦が北九州（福岡県）、第3戦が花園（大阪府）、そして最終決戦のグランドファイナルが札幌（北海道）です。

本シリーズへの出場権を持つ12チームは「コアチーム」と呼ばれ、年間を通じて戦います。また、コアチーム入りを目指すチームを対象とした「チャレンジャートーナメント」が、本シリーズ開幕に先立つ5月に開催されます。チャレンジャートーナメントの上位チームは、シリーズ終了後の入替戦に出場する権利を獲得できます。

大会方式の変更

2025年シーズンは、大会方式に大きな変更が加えられました。これまでは各大会の順位ポイント合計で年間総合優勝を決定していましたが、今シーズンは第1戦から第3戦までの「シリーズポイント」の合計を基に、最終的にグランドファイナルで優勝チームが決定されます。

予選ラウンド（第1戦～第3戦）： 各大会は2日間で行われ、初日にプール戦、2日目に順位決定トーナメントを実施します。プール戦の勝敗に応じて与えられる勝ち点と、トーナメントの最終順位に応じて与えられるシリーズポイント（1位20pt、12位1ptなど）を積み重ねます。

グランドファイナル（札幌大会）： 第3戦までのシリーズポイント合計により、出場12チームの年間暫定順位が決定します。このうち、上位8チームがグランドファイナルでノックアウト式の「優勝決定トーナメント」に臨み、このトーナメントの優勝チームが2025年シーズンの年間総合チャンピオンとなります。

入替戦

グランドファイナルでは、シリーズポイント合計による下位4チームと、5月のチャレンジャートーナメントを勝ち上がった上位4チームによる「入替戦」も行われます。入替戦は各組み合わせ2試合制で行われ、勝利チームが翌シーズンのコアチームとしての出場権を獲得します。

ただし、日本ラグビーフットボール協会などからの推薦選手で構成される「チャレンジチーム」は、年間順位が下位4チームに入った場合でも降格の対象とはなりません。この場合、チャレンジチーム以外の実質的な下位3チームと、チャレンジャートーナメントの上位3チームが入れ替えの対象となり、チャレンジチームはチャレンジャートーナメント4位チームと昇降格に関わらない交流戦を行います。

チャレンジャートーナメント

2025年5月5日・6日に福岡県で開催されたチャレンジャートーナメントには、10チームが参加しました（当初予定されていた1チームが出場を辞退）。プール戦および順位決定トーナメントを経て、上位4チームが本シリーズの入替戦への出場権を獲得しました。チャレンジャートーナメントの全試合は、日本ラグビーフットボール協会の公式YouTubeチャンネルでライブ配信されました。

国内女子7人制ラグビーの頂点を決める戦いとして、選手たちの熱いプレーに期待が高まります。

もう一度検索