ウィメンズセブンズシリーズ

太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ：日本の女子セブンズラグビーを牽引するリーグ戦

2014年に創設された太陽生命ウィメンズセブンズシリーズは、日本ラグビーフットボール協会主催の女子セブンズラグビーの国内最高峰リーグ戦です。オリンピック競技であるセブンズラグビーの強化を目的として、IRB女子セブンズワールドシリーズをモデルに、国内初のサーキット形式の大会としてスタートしました。

大会概要

毎年春から初夏にかけて、全国各地を転戦する4大会から構成されます。各大会は2日間の日程で、初日は予選プール戦、2日目は決勝トーナメントとチャレンジトロフィー（9～12位決定戦）が行われます。

原則として12チームが参加し、高校、大学、クラブチームに加え、各協会が推薦する選手で構成されるチャレンジチームも出場します。2016年から入替戦制度が導入され、下位チームは自動降格、または下位リーグとの入替戦を経て、翌シーズンの出場権を争います。2018年には下位リーグ「リージョナルウィメンズセブンズ」が創設され、上位チームとの入れ替え戦が行われるようになりました。

新型コロナウイルス感染症の世界的流行により、2020年のシリーズは全大会中止となりました。2021年は入替戦が実施されませんでしたが、2023年は、2020年と2021年の影響で下位リーグのチームに十分な出場機会がなかったことから、例外的に下位リーグの上位4チームを加えた16チームでシリーズが開催されました。2024年からは再び12チームの参加に戻り、新たに北九州大会が開催されるなど、更なる発展が期待されます。

参加チーム

毎年シーズン終了後に若干の入れ替えが行われ、上位チームが翌シーズンへの出場権を得ます。下位チームは自動降格もしくは入替戦を経て、翌シーズンへの出場権を争います。2024年シーズンの参加チームは以下の通りです。

ながとブルーエンジェルス
日本体育大学ラグビー部女子
東京山九フェニックスラグビークラブ
ナナイロプリズム福岡
PEARLS
YOKOHAMA TKM
ARUKAS QUEEN KUMAGAYA WOMEN’S SEVENS RUGBY FOOTBALL CLUB
追手門学院女子ラグビー部 VENUS
自衛隊体育学校PTS
チャレンジチーム
日本経済大学女子ラグビー部 AMATERUS
横河武蔵野Artemi-Stars

試合方式

各大会は予選プールと決勝トーナメントで構成されます。予選プールでは12チームを4チームずつ3つのプールに分け、1回戦総当たりで順位を決定します。決勝トーナメントには各プールの上位2チームと3位チームの上位2チームの計8チームが進出します。決勝トーナメントの同点の場合はサドンデス方式の延長戦が行われます。

大会ごとに順位に応じたシリーズポイントが付与され、年間を通して最も多くのポイントを獲得したチームが年間優勝となります。

自動降格と入替戦

シリーズに出場資格を持つ12チームは「コアチーム」と呼ばれ、シーズン終了後の順位によって、自動降格や入替戦への出場が決まります。2015年から2019年までは、コアチームの下位3チームと、下位リーグからの3チームによる入替戦が行われていました。しかし、2021年と2022年は新型コロナの影響で入替戦は行われず、2023年は16チームによる変則的な入替戦が行われました。2024年シーズンからは、コアチーム最下位チームが自動降格となり、下位リーグ優勝チームが翌シーズンのコアチームに昇格します。

開催記録

過去10年間、多くのチームがしのぎを削ってきました。ARUKAS QUEEN KUMAGAYA、日本体育大学ラグビー部女子、ながとブルーエンジェルスなどが優勝を争ってきました。各年の優勝チームや入替戦の結果など、詳細は各年の記録を参照ください。

まとめ

太陽生命ウィメンズセブンズシリーズは、日本の女子セブンズラグビー界を牽引する重要な大会です。オリンピックを目指して奮闘する選手たちの熱い戦いを、これからも見守っていきましょう。

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