奈良県立登美ケ丘高等学校

奈良[[県]]立登美ケ丘高等学校

奈良[[県]]立登美ケ丘高等学校は、奈良[[県]]奈良市二名町に所在した公立高等学校です。最寄り駅は学研奈良登美ヶ丘駅で、関西文化学術研究都市に近い場所に位置していました。

概要

登美ケ丘高校は、地元では「登美高（とみこう）」という愛称で親しまれていましたが、旧奈良[[県]]立富雄高等学校との混同を避ける必要がありました。生徒手帳には、学校名の「ケ」は大文字の「ケ」を使用すると明記されていましたが、地区名や駅名、バス停では小文字の「ヶ」が用いられていました。

2018年、奈良[[県]]教育委員会は県立高校の再編計画を発表し、登美ケ丘高校を含む三校を閉校し、新たに奈良[[県]]立国際高等学校と奈良[[県]]立大学附属高等学校を設立することを決定しました。国際高等学校は2020年4月1日に登美ケ丘高校の校地に開校し、登美ケ丘高校は2022年3月31日をもって閉校しました。

設置学科

普通科のみが設置されており、一般選抜で生徒を募集していました。2年次からは文系と理系に分かれ、3年次にはさらに文I、文II、理I、理IIの各コースに分かれていました。これらのコースは、それぞれ国公立大学や私立大学への進学を目指す生徒を対象としていました。

沿革

1985年：県議会で昭和62年4月1日に開校することが承認されました。
1987年：奈良市船橋町の仮校舎で開校しました。
1987年：天体ドームが設置されました。
1988年：仮校舎から現在の校舎に移転しました。
1990年：格技場が竣工しました。
1996年：創立10周年記念式典が挙行されました。
2001年：奈良[[県]]立登美ケ丘高等学校後援会が設立されました。
2006年：創立20周年を記念し、文部科学省からSELHi（スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール）に指定されました。
2007年：オーストラリア・シドニーでの海外語学研修が実施されました。
2007年：公開文化祭「登美高祭」が開催されました。
2019年：次年度の生徒募集が停止されました。
2020年：登美ケ丘高校の校地に奈良[[県]]立国際高等学校が開校しました。
2022年：閉校しました。

教育

特に英語教育に力を入れており、文部科学省からスーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール（SELHi）の指定を受けていました。2年生を対象とした海外語学研修や、多読教育も実施されていました。また、1年生と2年生は冬にG-TECを受験していました。

校訓は「誠実・勤勉・剛健」であり、県下の公立高校では最大の望遠鏡が設置されていました。

制服

男女ともにブレザーが制服でした。男子は紺色のブレザーにエンジ色のネクタイ、紺色のズボンを着用し、女子は紺色のブレザーにエンジ色のネクタイ、紺色のスカートを着用していました。校章は学年別に青、赤、緑の三色があり、ブレザーの左胸に付けられていました。カッターシャツには左腕に"T.H.S"の刺繍が施されており、男女で刺繍の色が異なっていました。セーターは指定がありませんでしたが、2006年度生からは胸に"T"の刺繍が入った指定品のみ着用が義務付けられました。

部活動

部活動は活発に行われており、多くの生徒が参加していました。野球部と吹奏楽部が特に有名で、県立高校では唯一の女子サッカー部がありました。

運動部：硬式野球部、バドミントン部、硬式テニス部、サッカー部、バレーボール部、弓道部、陸上競技部、バスケットボール部、ソフトボール部
文化部：吹奏楽部、科学・天文部、放送部、パソコン部、ESS部、写真部、演劇部、華道部、茶道部、美術部、書道部、新聞部

学校行事

新入生歓迎会
校外学習
球技大会
文化祭（登美高祭）
秋風のコンサート
芸術鑑賞会

出身者

笑福亭生寿（落語家）

交通

近鉄けいはんな線 学研奈良登美ヶ丘駅
近鉄奈良線 学園前駅
奈良交通バス 登美ヶ丘高校停留所

関連項目

関西文化学術研究都市
奈良[[県]]立国際高等学校
奈良[[県]]高等学校の廃校一覧

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