奈良県道・京都府道33号奈良笠置線

奈良県道・京都府道33号奈良笠置線

奈良県道・京都府道33号奈良笠置線（ならけんどう・きょうとふどう33ごう ならかさぎせん）は、奈良県奈良市を起点として、京都府相楽郡笠置町へ至る主要地方道です。この道路は、通称「笠置街道」とも呼ばれ、地域の重要な交通路として親しまれています。

路線データ

• - 起点: 奈良県奈良市登大路町
• - 終点: 京都府相楽郡笠置町北笠置

歴史

奈良笠置線の歴史は、1954年1月20日にさかのぼります。この日、建設省（今の国土交通省）が府県道奈良津線の一部を、主要地方道奈良笠置線として指定しました。その後、1955年3月1日に奈良県によって主要地方道として認定され、それからわずか数ヶ月後の10月18日には京都府も同様に認定しました。

1972年には国道24号が経路を変更したことで、起点が奈良市橋本町から奈良市登大路町に移されました。この際、橋本町から登大路町は市道と奈良県道7号奈良天理線（現・国道169号）に編入されました。

さらに、1974年11月12日には、奈良市登大路町から中ノ川町間が国道369号と重複しました。1993年5月11日に、主要府県道奈良笠置線は再度、主要地方道として指定されました。その翌年の1994年4月1日には、奈良と京都で路線番号を統一するため、整理番号が33に変更されました。

路線状況

この道路にはいくつかの重複区間があります。まず、国道369号が起点から奈良市中ノ川町（中ノ川交差点）までの区間で重複しています。また、奈良県道754号木津横田線や奈良県道47号天理加茂木津線とも接続しています。さらに、京都府道4号笠置山添線や京都府道325号笠置公園線など、相楽郡笠置町内でも複数の道路と交差しています。

地理

通過する自治体

奈良県の奈良市をはじめ、京都府の木津川市や相楽郡笠置町などを通ります。

交差する道路

この道路は多くの主要道路と交差しており、交通の要所となっています。道路名の後に括弧で地名や交差点名が記載されていますが、交差点名に注目することが特に重要です。

沿線の施設

奈良笠置線沿いには多くの観光スポットや重要な施設があります。例えば、近畿日本鉄道奈良線の近鉄奈良駅や興福寺、奈良県庁、奈良公園・東大寺、春日大社や正倉院などの文化的な名所が点在しています。さらに、奈良奥山ドライブウェイや公共のゴルフ場、さらにはいくつかの神社や学校も沿線に位置しています。

また、西日本旅客鉄道（JR西日本）の関西本線笠置駅も近くにあります。道路沿いには温泉や公園など、訪れる人々にとって魅力的なスポットも充実しており、地域の活性化に貢献しています。

脚注

この道路の詳細は、奈良県と京都府における県道および府道の一覧で確認できます。奈良県道や京都府道の繋がりを知ることで、この地域の交通網についてより深く理解することができるでしょう。

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