奈良県道161号畝傍御陵前停車場四条線

奈良県道161号畝傍御陵前停車場四条線



奈良県道161号畝傍御陵前停車場四条線は、奈良県橿原市大久保町を起点とし、同市四条町に至る全長約1.5kmの一般県道です。近鉄橿原線の畝傍御陵前駅から国道24号へと続くこの道は、橿原市役所周辺のJR畝傍駅から橿原神宮へと向かう参道の一部としても機能しています。

概要



この県道は、畝傍山の東麓に位置し、その歴史と景観から市民に親しまれています。1987年(昭和62年)には、旧建設省と「道の日」実行委員会によって「日本の道100選」の一つに選定されました。

歴史



県道の起源は1940年(昭和15年)に遡ります。橿原神宮の紀元2600年記念事業の際、全国から集まった奉仕員の手によって、橿原神宮の参拝道路として整備されました。当時としては珍しい2車線道路と両側5mの歩道が設けられ、沿道には全国から寄進された苗木が植えられました。1994年(平成6年)には、読売新聞社選定の「新・日本街路樹100景」にも選ばれています。

路線状況



近鉄橿原神宮前駅から橿原神宮を経て国道24号に至る道路は、奈良県道125号橿原神宮公苑線とともに「表参道」と呼ばれています。沿道には緑豊かな木々が覆い茂り、歩道は散策やジョギングに最適なコースとして親しまれています。

路線データ



陸上距離: 1.5km
起点: 橿原市大久保町(畝傍御陵前駅
終点: 橿原市四条町(四条町交差点=国道24号国道165号国道166号交点)

重複区間



橿原市畝傍町(奈良県道125号橿原神宮公苑線)

地理



奈良盆地南部に位置する畝傍山の東側に位置し、道路は平坦で直線的な線形をしています。市街地にありながら、沿道の植樹帯や畝傍御陵、橿原神宮によって緑豊かな景観が保たれています。

通過する自治体



奈良県
橿原市

主な接続路線



国道24号
国道165号
国道166号
奈良県道125号橿原神宮公苑線

沿線施設



畝傍御陵前駅
畝傍山
神武天皇
綏靖天皇

まとめ



奈良県道161号は、歴史的な背景と美しい自然が融合した、橿原市民にとってかけがえのない道路です。日本の道100選にも選ばれたその景観は、訪れる人々に安らぎを与え、地域の魅力を高めています。

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