奥凱航空

奥凱航空（Okay Airways）

奥凱航空は、中華人民共和国北京市に本社を構え、天津市を主要拠点とする航空会社です。正式名称は奥凱航空公司で、天津濱海国際空港をハブ空港としています。

沿革

奥凱航空は、2004年5月26日に中国民用航空総局により、新疆中京奇力投資有限公司、奥凱投資発展有限公司、北京奇力物流有限公司といった民間資本によって設立が許可された航空会社です。

2005年2月17日には、民航総局から「公共航空運輸企業経営許可証」が交付され、同年3月4日には民航華北地区管理局から「運営合格審定証書」が交付されました。そして、2005年3月11日の午前9時45分、奥凱航空の一番機BK2811便が天津濱海国際空港から長沙に向けて出発し、午前11時45分に長沙黄花国際空港に到着しました。これが、奥凱航空の商業運航の始まりです。

その後、2005年6月1日に天津 - 張家界線、同年9月5日に天津 - 瀋陽線が就航し、路線網を拡大しました。

2005年10月には、会社の株式の49%を大韓航空（中国国内法により、実際は大韓航空が25%、関連会社が24%を保有）に譲渡することで合意したと報道されました。これにより、国際的な提携関係を構築しました。

2008年12月2日には、経営方針を巡る役員や幹部の対立が航空の安全に影響することを懸念し、中国民航空華北地域管理局に運航停止を申請し、受理されました。2008年12月15日から2009年1月15日までの一ヶ月間、運航を休止しました。しかし、2009年2月16日には全路線で運航を再開し、再び空を飛び始めました。

2015年11月11日には、天津 - 東京/羽田線が開設され、日本への路線も展開しました。

2016年12月23日には、西安 - 函館線が開設され、さらに2017年5月7日には、天津 - 青森線が開設されました。これにより、日本各地への旅行がより便利になりました。また、2020年5月10日には、武漢 - 関空間に定期貨物便が就航しました。これにより、物流ネットワークも強化されました。

保有機材

2019年10月現在、奥凱航空が運航している機材は以下の通りです。

（具体的な機材については、最新の情報をご確認ください。）

主な就航都市

奥凱航空は、中国国内の19都市（貨物便を含めると25都市）に就航しています。旅客便では、大連、錦州、煙台、天津、三亜、珠海、昆明、太原、張家界、桂林、海口、泉州、南京、重慶、杭州、合肥、成都、長沙、ハルビンなどの都市を結んでいます。

国際線では、韓国の済州、日本の東京/羽田、大阪/関西、札幌/新千歳、函館、青森、タイのバンコク、クラビー、ロシアのウラジオストクへ就航しています。

貨物便では、広州、厦門、杭州、青島、瀋陽、北京、天津などの都市を結び、物流を支えています。

関連項目

航空会社の一覧

外部リンク

奥凱航空有限公司 (中国語)
* 奥凱航空有限公司 (日本語)


奥凱航空は、設立から現在に至るまで、様々な困難を乗り越え、路線網を拡大し続けています。今後のさらなる発展が期待される航空会社です。

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