奥山一寸法師

奥山一寸法師（おくやま いっすんぼうし）氏は、1960年5月5日に東京都青ヶ島村で生まれた実業家です。機械銘柄を扱う東証二部上場企業であるフリージア・マクロスの代表取締役社長を務めています。

経歴

奥山氏は、1979年3月に東京都立秋川高等学校を卒業後、同年4月にフリージア家電（現在のフリージアトレーディング）に入社しました。その後、1991年2月にフリージア・マクロスの監査役に就任。1993年9月には技研興業の監査役にも就任しました。

1997年6月にはフリージア・マクロスの専務取締役に昇進し、2000年3月にはフリージアトレーディングの代表取締役社長に就任（現職）。2005年6月にはフリージア・マクロスの取締役副社長となり、2007年6月に代表取締役社長に就任し、現在に至ります。

名前と来歴

奥山氏が生まれたのは、青ヶ島で代々名主を務めてきた家系です。2007年6月にフリージア・マクロスの社長に就任した際、そのユニークな名前がマスコミで大きな話題となり、日本経済新聞をはじめとする多くのメディアで報道されました。

「一寸法師」という名前の由来は、実兄である佐々木ベジ氏の発意によるものです。当時5歳だった佐々木氏は、読み始めたおとぎ話の中で特一寸法師の物語に夢中になっていました。生まれたばかりの小さな弟を見て「一寸法師だ！」と喜び、そう信じて疑わなかったそうです。この兄の気持ちを尊重し、否定することを避けた父親の奥山治氏は、そのまま村役場に「奥山一寸法師」として出生届を提出しました。

父親の奥山治氏は、青ヶ島村の村長を5期17年務めた政治家であり、玄米自然食を普及させたマクロビオティック運動の活動家、東洋哲学の思想家でもありました。

奥山治氏は、「一寸法師という名前がもし都合が悪ければ、20歳になった時に自分で改名することもできる。つまり、自分で自分の名前を付けられる自由を潜ませた命名でもある」と、自らを納得させていたと言います。

佐々木ベジ氏によると、奥山氏は20歳の誕生日に断食道場で10日間の修行を行い、その結果「一寸法師で行こう」と決めたとされています。

家族構成

奥山氏の家族には、フリージアグループ会長の佐々木ベジ氏、フリージアハウス株式会社の代表取締役社長を務める奥山治郎氏がおり、共に実の兄にあたります。

このように、奥山一寸法師氏は、その名前の由来から実業家としての経歴まで、多くの人々にとって興味深い存在です。彼の経営手腕が、フリージア・マクロスの更なる発展に繋がることを期待されています。

もう一度検索