奥山道郎

奥山道郎

奥山道郎（おくやま みちろう、1919年4月10日 - 1945年5月24日）は、大日本帝国陸軍の軍人。最終階級は陸軍大佐。陸軍士官学校53期卒業。義烈空挺隊長として知られる。

生涯

三重県出身。陸軍砲兵中佐・奥山春次郎の長男として神奈川県に生まれる。千葉中学、津中学を経て、東京陸軍幼年学校に入校。

1940年2月、陸軍士官学校を卒業。同年5月、陸軍工兵少尉に任官し、工兵第11連隊に配属。同年12月には挺進練習部に配属される。1941年8月に陸軍中尉に進級し、同年11月には教導挺進第1連隊に配属。

1943年6月、教導挺進第1連隊の中隊長に就任。同年12月には陸軍大尉に進級。1944年11月には第6航空軍司令部附となる。

1945年5月24日、義烈空挺隊長として沖縄に突入し戦死。26歳という若さだった。

戦死後の1945年6月10日には陸軍少佐に進級。さらに同年6月15日には戦死認定を受け、二階級特進により陸軍大佐となった。

人物

奥山の御霊は、三重県護国神社に祀られている。辞世の句は「吾が頭南海の島に 瞭さるも 我は微笑む 國に貢せば」である。

奥山は出撃前に少佐への昇進を内示されていたが、少佐の階級章を付けることはなかった。戦死認定後に二階級特進し、最終階級は大佐となっている。

参考文献

大貫健一郎・渡辺考『特攻隊振武寮』講談社、2009年
秦郁彦 編著『日本陸海軍総合事典』（第2）東京大学出版会、2005年。

関連項目

* 沖縄戦

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