奥田努

奥田 努（おくだ つとむ）

日本の俳優。

1981年2月25日生まれ。静岡県出身。身長175cm、血液型はA型。

人気男優劇団である劇団Studio Lifeに所属しており、演劇企画集団Jr.5では代表およびメンバーを務める。Studio Lifeには2000年のオーディションを経て入団した。

人物・経歴

多岐にわたる活動で知られる奥田努は、その抜群の身体能力と鋭い演技センスを活かし、シリアスな役からコメディまで変幻自在に演じ分けることで評価を得ている。

趣味はボクシング、バスケットボール、ギターと多彩。特にボクシングにおいては、ライセンス取得のために2002年から2003年にかけて一時的に劇団での活動を休止した経緯がある。ライセンスは無事取得したが、更新を行わなかったため現在は失効している。しかし、舞台上ではボクシングで培われたキレのある動きが役立つ場面も多いという。

Studio Lifeの同期である姜暢雄、小野健太郎とは非常に親しい関係にあり、彼らと共に「三馬鹿」という愛称で劇団内外から親しまれている。持ち前のユーモアと、周囲にいじられる愛されキャラとしての側面も彼の魅力の一つである。

2012年頃からは、Studio Lifeの公演に加え、外部の舞台作品への出演機会が顕著に増加した。様々な演出家や劇団とのコラボレーションを通じて、俳優としての表現の幅をさらに広げている。

2016年には、Studio Lifeの緒方和也、流山児★事務所の山下直哉と共に、演劇ユニット「ヤマガヲク」を結成した。「映画の値段で演劇を！」というユニークなコンセプトのもと、チケット価格を1500円に設定。旗揚げ公演は成功を収め、その後も活動を続けている。

自身が代表を務める演劇企画集団Jr.5としても、定期的に公演を行っており、創作活動にも積極的に取り組んでいる。

主な出演作品

多年にわたり数多くの舞台に立っているほか、映像作品にも出演している。以下にその一部を挙げる。

劇団Studio Life 公演

『トーマの心臓』(2001年 アル役、2006年 ユリスモール役、2010年 サイフリート役など)
『訪問者』(2001年 グスタフ少年役、2010年 担任/ロストック役)
『LILIES』(2002年・2003年・2009年 ジャン・ビロドー役)
『月の子』(2002年 宇宙飛行士役、2004年 ティルト役)
『白夜行』(2005年 菊地文彦役、高宮誠/少年亮司役)
『夏の夜の夢』(2006年・2008年 ディミートリアス役、2011年・2015年 ボトム役)
『Romeo & Juliet』(2007年 ティボルト役)
『アドルフに告ぐ』(2007年 赤羽刑事役、2015年 アドルフ・カミル役)
『PHANTOM THE UNTOLD STORY』(2015年 ジャベール役)
『ガラスの動物園』(2024年・2025年 トム・ウィングフィールド役)

外部出演（舞台）

ミュージカル『あらしのよるに』(2007年 青山劇場)
『ダブルブッキング!』(2013年 本多劇場ほか 同時上演)
劇団カムカムミニキーナ公演『遮光器』(2014年)、『G(ギガ)海峡』(2014年)
江古田のガールズ公演『解散』(2014年)、『仮面音楽祭』(2016年)、『パル子の激情』(2017年)
ヤマガヲク公演『黄昏ワルツ』(2016年)、『署名人』(2017年)、『エダニク』(2019年)
ミュージカル『イヴ・サンローラン』(2019年 よみうり大手町ホールほか)
演劇企画集団Jr.5公演（多数）

映像作品

ドラマ『ハケンの品格』(2007年 日本テレビ) - レギュラー出演
* 映画『愛を歌うより俺に溺れろ！』(2012年)

その他、様々なイベントへの参加、インターネット番組やラジオへの出演など、俳優として幅広い活動を展開している。

親しみやすい人柄と確かな実力を兼ね備え、観客を魅了し続けている俳優である。

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