流山児★事務所

流山児★事務所について

流山児★事務所は、日本の演劇界において独自の存在感を放つ劇団であり、同時に芸能事務所としての機能も有しています。1970年に流山児祥（本名：藤岡祥二）が設立した「演劇団」（1990年解散）を母体とし、1984年7月に現在の流山児★事務所が誕生しました。1991年3月には法人化し「有限会社流山児オフィス」となり、2016年2月には「一般社団法人流山児カンパニー」へと組織変更を行いました。公演の際の劇団名称は、設立当初から変わらず「流山児★事務所」を用いています。

劇団の活動理念として、劇場演劇の横断的結合を目指しており、今日のプロデュース公演の先駆けとしての役割を果たしてきました。また、若手の人材育成にも力を入れており、海外からの留学生の受け入れや、海外との国際演劇交流を積極的に行っています。東京都新宿区早稲田町には、稽古場兼拠点劇場である「Space早稲田」を所有し、実践的な指導を通じて若い役者を育成しています。

流山児★事務所は、歌舞伎やシェイクスピアといった古典芸能から、実験的な作品まで、あらゆるジャンルの舞台表現の可能性を追求し、国内外で幅広い活動を展開しています。

劇団の役員と主要メンバー

役員
代表理事: 藤岡祥二
理事: 塩野谷正幸、小林岳郎
監査役: 平井昇
制作: 小林恭子、畝部七歩

劇団員
流山児祥: 劇団主宰であり、舞台監督。俳優、ブルースシンガーとしても活動。日本演出者協会の副理事長を長年務めています。
塩野谷正幸: 1976年「演劇団」入団。劇団の大黒柱として、舞台美術も担当し、テレビや映画でも活躍。
伊藤弘子: 1986年入団。劇団のトップ女優として、高い演技力と歌唱力を持つ。近年は外部出演も活発。
米山恭子: 1989年入団。劇団の制作を担当。
栗原茂: 1992年入団。劇団のリーダー的存在で、演技指導や演出も行う。他劇団への出演も多数。
上田和弘: 1995年入団。殺陣やアクションを得意とし、劇団のアクション監督も務める。
谷宗和: 1996年入団。2016年には「Space早稲田演劇祭」のフェスティバルディレクターを担当。
甲津拓平: 1996年入団。新喜劇的なセンスを持ち、実力派俳優として他劇団にも客演。
畝部七歩: 1996年入団。情熱的な演技力に加え、制作、海外制作、音響、照明など多岐にわたる役割を担う。
イワヲ(小林岳郎): 1997年入団。劇団のリーダーの一人で、舞台監督チーフや舞台美術も担当。
小林七緒: 1998年入団。演出家として数々の賞を受賞し、日本演出者協会の常務理事も務める。
里美和彦: 2000年入団。熱心な役作りで劇団の中心的な男優として活躍。照明も担当。
平野直美: 2001年入団。安定した演技力と存在感が特徴で、他劇団への客演や自主映画にも出演。
木暮拓矢: 2002年入団。劇団一の稽古熱心さで、音響や照明も中心的にこなす。若手リーダーとしても期待される。
諏訪創: 2006年入団。ドルサイナ奏者であり、サックス、ギター、三線も演奏する。劇団の音楽監督も務める。
武田智弘: 2006年入団。アクションを得意とし、舞台監督の修行も積む個性派俳優。
山下直哉: 2008年入団。演出も担当し、自身の演劇ユニットも主催する。
荒木理恵: 2009年入団。劇団若手と制作部の中軸として活躍。
山丸りな: 2010年入団。美術大学出身ながら女優に転身。舞台監督助手や稽古場音響を担当。
五島三四郎: 2012年入団。紀伊国屋ホールでの公演で主演経験を持つ。舞台監督助手や照明班も担当。
竹本優希: 2015年入団。OLを経て女優の道へ。演出部を経て新人公演でデビュー。
橋口佳奈: 2015年入団。照明家を目指していたが、俳優として劇団に加入。

過去のメンバー

筑波竜一
阪本篤
山中聡
立本夏山
池田有希子

主な公演履歴

流山児★事務所は、1984年の設立以来、数多くの公演を行っています。公演記録は以下を参照ください。

1984年～1989年
1990年～1994年
1995年～1999年
2000年～2003年
2004年～2006年
2007年～2008年
2009年～2012年
2013年以降

出典

公演記録1984年～89年
公演記録1990～94年
主な公演記録1995～99年
主な公演記録2000年～2003年
主な公演記録2004～2006
主な公演記録2007～2008
主な公演記録2009～2012
主な公演記録2013～

関連項目

日本の劇団一覧

外部リンク

流山児★事務所OfficialWebsite
流山児★事務所 (@ryuzanji) - X（旧Twitter）
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