奥羽大学

奥羽大学とは

奥羽大学（おううだいがく）は、福島県郡山市に本部を置く私立大学です。この大学は1972年に設立されましたが、初めての入学式は同年の4月に行われました。大学の略称は「奥羽大」とされ、過去には東北歯科大学として知られていましたが、1989年に現在の名称に変更されました。 当初は東北地方での歯科大学として、特に歯学部に強みを持っていました。

沿革

大学の歴史は1972年に始まり、多くの重要な出来事が記録されています。以下はその主な年表です。

• - 1972年: 学校法人東北歯科大学の設置が認可され、4月に大学が開学。附属病院も同時期に診療を開始しました。
• - 1986年: 大学院歯学研究科の博士課程が設置され、4月には第1回の入学式が行われました。
• - 1989年: 東北歯科大学が奥羽大学へと改名され、その後、大学のブランドが確立されました。
• - 2004年: 文学部の募集が停止され、次いで薬学部の設置も認可され、2005年に同学部が開設されました。
• - 2007年: 文学部が正式に廃止され、大学は歯学と薬学に特化する方針を強化しました。

学部と教育プログラム

奥羽大学には、以下の学部が存在します：

• - 歯学部: 歯学科は、歯科医師を育成するカリキュラムが整っています。
• - 薬学部: 薬学科では医療に必要な薬物に関する知識と技術を学ぶことができます。
• - 大学院: 歯学研究科の博士課程も設けられており、高度な専門教育が行われています。

かつて存在した文学部は、主に英語英文学科、フランス語フランス文学科、日本語日本文学科を提供していましたが、2004年に募集が停止されました。

附属施設

大学は多様な附属施設を持っています。特に、奥羽大学歯学部附属病院は、学生の臨床教育の場として機能しており、薬学部には薬用植物園もあります。これにより、学生は実際の医療現場での実習を通じて知識を深めることができます。

過去の問題と改革

奥羽大学は過去に歯科医師国家試験問題漏洩事件に関与したことがあります。この事件は1999年に発覚し、多くの教職員が逮捕されました。その後、大学は信頼回復に向けた施策を実施し、教育の質の向上に努めています。また、大学基準協会からの評価も受け、継続的に改善が図られています。

交通アクセス

大学へのアクセスは便利で、JR郡山駅から福島交通バスを利用すれば約10分で到着します。また、JR磐越西線の郡山富田駅からは徒歩約5分の距離にあります。

終わりに

奥羽大学は、日本の教育機関の中でも特に歯学と薬学に特化した特徴を持ち、地域社会に貢献する人材を育てることを目指しています。多くの卒業生が医療分野で活躍しており、引き続き教育の充実が期待されています。

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