奥野敏聡

奥野 敏聡（おくの としあき）について

奥野敏聡は、1959年12月30日生まれの日本の著名なアニメーションプロデューサーです。北海道出身で、現在は株式会社オー・エル・エム・ミュージックとSprite Animation Studiosの代表を務めています。また、複数の関連企業で取締役として活動しており、そのキャリアは多岐にわたります。

経歴

奥野は法政大学の経営学部を中退後、1980年にオービー企画に入社。そこでプロデューサーとしてのキャリアをスタートさせました。1994年にはオービー企画から独立し、アニメスタジオ「オー・エル・エム」を設立し、代表取締役に就任しました。

以降、奥野は数多くのアニメ作品にプロデューサーとして関わり、『劇場版ポケットモンスター』シリーズや『イナズマイレブン』など、数々の人気作品を手がけ、業界内での地位を確立しました。

彼のキャリアの中で、様々な企業の取締役職に就任しており、1995年には株式会社オー・エル・エム・デジタルの代表取締役に、2010年にはIGポートの取締役に選任されました。2012年にはSprite Entertainment Inc.のCEOにも就任し、アニメーションの制作におけるリーダーシップを発揮しています。

さらに、2017年には株式会社小学館ミュージック＆デジタルエンタテイメントの取締役に就任し、その後もOLM Asia SDN BHDや株式会社プロダクション・アイジーでも取締役として活動しています。2024年からはオー・エル・エムとオー・エル・エム・デジタルの代表取締役を退任し、取締役としての役割を続ける予定です。

主な作品

奥野は特にアニメーションプロデューサーとしての活躍が目立ち、そのフィルモグラフィーには多くの名作が含まれています。以下は、彼が関わった主な作品のリストです。

テレビシリーズ

• - 剣勇伝説YAIBA (1993年プロデューサー)
• - 愛天使伝説ウェディングピーチ (1995年アニメーションプロデューサー)
• - 剣風伝奇ベルセルク (1997年プロデューサー)
• - To Heart (1999年チーフプロデューサー)
• - イナズマイレブン (2008年スーパーバイザー)

劇場映画

• - 劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲 (1998年アニメーションプロデューサー)
• - 劇場版ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕 (1999年アニメーションプロデューサー)
• - 劇場版ポケットモンスター セレビィ 時を超えた遭遇 (2001年アニメーションプロデューサー)
• - 映画! たまごっち うちゅーいちハッピーな物語!? (2008年チーフプロデューサー)
• - 妖怪大戦争 ガーディアンズ (2021年製作)

OVAおよびゲーム

彼はOVAやゲーム制作にも関与しており、例えば、埼玉武士団という作品や、ゲームのイナズマイレブン2 脅威の侵略者（2009年アニメーションエグゼクティブプロデューサー）などがあります。

影響と未来

奥野敏聡の制作した作品は、日本のアニメ文化に多大な影響を与えており、特に『ポケットモンスター』シリーズは、世界中で愛されるコンテンツとなっています。彼のプロデューサーとしてのビジョンや手腕は、多くのクリエイターやファンに受け継がれており、今後の彼の活動にも期待が寄せられています。

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