奥野敦子

奥野敦子（イリア）

奥野敦子（おくの あつこ、1957年10月30日 - ）は、東京都中野区出身の日本のミュージシャン、ギタリストであり、イリアという愛称で広く知られています。女子美術大学を卒業後、音楽活動を開始。夫は俳優の山崎大輔で、二児の母でもあります。

音楽活動の黎明期

中学時代にフォークブームの影響を受けギターを始め、高校時代にはプログレッシブ・ロックバンド「ファンタス・マゴリア」を結成するも、程なく解散。その後、ガールズバンド「ライラック」を経て、「サティン・オデッセイ」を結成し、ハードロックを演奏しました。このバンドがレコード会社の目に留まり、スカウトされたことがきっかけで、プロの道へ進むことになります。

ガールズとしてのデビューと解散

「サティン・オデッセイ」は1977年に「ガールズ」と改名し、日本初の女性ロックバンドとして注目を集めました。バンド名はメンバーそれぞれの名前から一文字ずつ取って名付けられ、奥野は好きなキャラクターの名前から「イリア」を名乗りました。ガールズは2年間活動し、1979年に解散。奥野は大学卒業後、就職も視野に入れていました。

ジューシィ・フルーツでのブレイク

ガールズ解散後、近田春夫のバックバンドBEEFに参加。1980年にBEEFがジューシィ・フルーツとして再編成され、レコードデビューを果たします。ジューシィ・フルーツではボーカルとリードギターを担当し、「ジェニーはご機嫌ななめ」などのヒット曲を連発。特にピンク色のギターは彼女のトレードマークとなりました。

ジューシィ・フルーツ時代には、ギタリストの成毛滋のラジオ番組でアシスタントを務め、ギターの腕を磨きました。

ソロ活動と現在

ジューシィ・フルーツ解散後(1984年)はソロアーティストとして活動。近年では、2013年に再結成されたジューシィ・フルーツにも参加しています。

画家としての活動

音楽活動と並行して、山崎敦子名義で画家としても活動しており、幼稚園で絵画講師を務めるなど、子供たちに絵や工作を教えています。2022年には個展を開催するなど、その才能を発揮しています。

多彩な才能

奥野敦子は、音楽家としてだけでなく、画家としても才能を発揮する多才なアーティストです。ガールズバンドの先駆けとして音楽シーンに登場し、ジューシィ・フルーツでの活躍を経て、現在はソロ活動や絵画制作など、幅広い分野で活躍しています。彼女の音楽とアートに対する情熱は、これからも多くの人々に感動を与え続けるでしょう。

主な作品
アルバム: Tingle、ジャパニーズ・ラヴァーズ
シングル: グッドラック（小田裕一郎とのデュエット）
楽曲提供: 大西結花、武田鉄矢、中村由真、島崎和[[歌子]]、富田靖子

主な出演
映画: そろばんずく
テレビドラマ: 冗談ストリート
バラエティ番組: オレたちひょうきん族、爆報! THE フライデー、クイズ!脳ベルSHOW
* ラジオ番組: MBSヤングタウン水曜日、伸郎のヤンタン スペシャル ねたナイト、パープルエクスプレス ドクター・シーゲルとイリアちゃん、ジャンボリクエストAMO

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