姫路市立大的中学校

姫路市立大的中学校

概要

姫路市立大的中学校は、兵庫県姫路市大塩町に位置する公立中学校です。1979年（昭和54年）、それまで存在した大塩中学校と的形中学校を統合する形で開校しました。校名は、両校の所在地である大塩と的形から合成されたもので、この地域一帯の広域地名でもあります。現在、姫路市南東部の地域から多くの生徒が通学しています。

歴史

前身校

大塩中学校: 1947年（昭和22年）に印南郡大塩町立大塩中学校として開校。その後、学校組合立を経て、1975年（昭和50年）に姫路市立大塩中学校となりました。
的形中学校: 1947年（昭和22年）に印南郡的形村立的形中学校として開校。1958年（昭和33年）に姫路市立的形中学校となり、1979年（昭和54年）に大塩中学校と統合されました。

統合とその後

1979年（昭和54年）4月1日に両校が統合され、姫路市立大的中学校が開校。開校式典は同年5月22日に行われました。その後も、校地の拡張（1986年）、夜間照明設備の完成（1996年）、創立20周年記念式典（1998年）など、学校環境の整備や記念行事が行われています。2004年以降は、「大的校区地域夢プラン」推進事業や応援事業にも取り組んでいます。

教育活動

本校では、地域社会との連携を重視し、地域貢献活動にも積極的に取り組んでいます。また、生徒一人ひとりの個性と才能を伸ばす教育を目標に、様々な教育活動を展開しています。

部活動

運動部と文化部の両方が盛んで、生徒たちはそれぞれの才能を活かして活動しています。運動部には野球部、サッカー部、陸上競技部、ソフトテニス部、女子バレーボール部、女子卓球部があり、文化部には吹奏楽部、茶華道部、美術部があります。

学校生活

本校では、生徒たちが安心して学校生活を送れるよう、様々な支援体制を整えています。担任の先生をはじめ、スクールカウンセラーや養護教諭などが、生徒たちの相談に応じています。

校区とアクセス

通学区域は、姫路市立大塩小学校と姫路市立的形小学校の校区です。主に姫路市南東部に位置しています。最寄りの駅は山陽電気鉄道本線の大塩駅で、駅から南西へ約700mの場所にあります。

周辺環境

学校周辺は、かつて塩田として利用されていた地域です。現在も、歴史的な名所や自然豊かな場所が残っており、学校生活に潤いを与えています。近隣には高砂市との市境があり、高砂市北浜地区が姫路市域に大きく食い込んでいるという地理的な特徴もあります。

周辺施設

姫路市立大塩小学校
姫路大学
大塩天満宮
大塩郵便局
的形潮干狩場・的形海水浴場
国道250号（浜国道）

関係校

通学区域が隣接している学校には、姫路市立灘中学校、姫路市立四郷学院、姫路市立東中学校、高砂市立鹿島中学校、高砂市立松陽中学校などがあります。

著名な卒業生

小原章裕（農学者、名城大学学長）

参考文献

姫路市史編集専門委員会編集「姫路市史」第6巻本編近現代3 平成28年3月30日発行

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