姿 美千子のプロフィールとキャリア
姿美千子(すがた みちこ)は、1945年
5月28日に
北海道札幌市に生まれた、日本の女優および
歌手です。本名は橘郁子であり、元
プロ野球選手の倉田誠と結婚しました。また、彼女の妹も女優として活動していました。
幼少期と教育
彼女は5人兄妹の中で次女として育ち、生家は染物業を営んでいました。中学校卒業後は札幌静修高等学校に進みますが、高校1年生の
1961年に
映画デビューを果たすことでその進路を選びます。この頃、大映が実施した主演女優オーディションに当選し、デビュー作『すっとび仁義』に出演しました。
映画業界に進んだ彼女は、同時に日本大学第二高等学校に転校し、最終的に卒業をしています。
映画界での活躍
デビュー以降、姿美千子は大映での数多くの青春
映画に主演し、高い人気を誇りました。彼女は清楚で可愛らしい容姿と性格で、多くのファンを獲得しました。代表作には『すてきな16歳』『高校三年生』などがあり、さらに市川雷蔵や
田宮二郎、勝新太郎といった実力派
俳優たちとも共演を果たしました。
1967年には
モスクワ国際[[映画祭]]に参加し、海外にその名を知らしめることになります。しかし、大映がセクシー路線へシフトした1960年代後半には役の幅が狭まり、彼女は1968年に退社しました。
映画からテレビへと活動の場を移した姿美千子は、スピード感あふれる撮影や視聴者からの反応の大きさに魅力を感じ、積極的に
テレビドラマに出演しました。代表作には『ザ・ガードマン』や『
氷壁』、『君は海を見たか』があり、これらの作品でも多方面にわたってその演技力を発揮しました。
私生活と最期
1971年に読売ジャイアンツの倉田誠と結婚し、その後は家庭に専念しました。2人の間には2人の娘が誕生しました。2021年12月7日には、夫である倉田誠が亡くなり、彼女は一部のマスコミの取材に応じ、夫の闘病生活について語りました。
人物評価と受賞歴
姿美千子は1963年から1965年にかけて雑誌『明星』の
映画スター人気投票の女優部門で連続してベスト10入りし、若者を中心に人気が高かったことでも知られています。また、
エランドール賞の新人賞を受賞した経歴も持っています。
主な出演作品
- - 『すっとび仁義』(1961年) - お雪役
- - 『すてきな16才』(1962年) - 大月克美役
- - 『若い樹々』(1963年) - 立花理々子役
- - 『眠狂四郎炎情剣』(1965年) - かよ役
- - 『大怪獣ガメラ』(1965年) - 桜井信代役
- - 『そろりと参ろう』(1963 - 1964年)
- - 『ザ・ガードマン』(1965年 - 1968年)
- - 『氷壁』(1967年)
- - 『君は海を見たか』(1970年)
姿美千子は、堅実な演技力と親しみやすさで多くの人々に愛された女優でした。彼女のキャリアは、日本の映像業界の一部となり、今なお多くの人々の記憶に残っています。