娘TYPE

娘TYPEについて



『娘TYPE』（にゃんタイプ）は、KADOKAWA（角川書店）が発行したアニメ雑誌で、2009年4月30日に創刊されました。この雑誌は奇数月の30日に発売されており、美少女キャラクターをテーマにした独自の編集方針を持っています。2018年1月号をもって休刊するまで、多くの読者に愛される存在でした。

創刊からの経緯



『娘TYPE』の発行は、2006年から2008年にかけて発行されていた増刊誌『コンプH's』の流れを汲むもので、同じようなコンセプトの誌面が特徴でした。創刊号では、人気アニメやマンガの特集が組まれ、読者を惹きつけました。この雑誌には、特に『魔法少女リリカルなのはシリーズ』の漫画版『ORIGINAL CHRONICLE 魔法少女リリカルなのは The 1st』などが掲載され、作品の魅力が伝えられました。

創刊時は季刊という形で3ヶ月ごとに発行されましたが、第2号の際に隔月刊に変更され、最終的には2010年5月号から月刊誌へと進化しました。その後、雑誌は『月刊ニュータイプ』の増刊としての位置付けを経て、2011年5月号より独立。その経緯を経て、雑誌は多くのファンを獲得し続けました。

しかし、雑誌の運営は徐々に厳しい状況になり、2016年11月号からは再び隔月刊に戻ることとなりました。そして最終的には、2018年1月号（2017年11月30日発売）をもって休刊することが発表されました。ただし、『娘TYPE』というブランド名は継続され、ムックや増刊を通じてさらなる展開が期待されています。

表紙と掲載作品



『娘TYPE』の表紙には、人気漫画やアニメのキャラクターが多く登場しました。創刊当初の『コンプH's』が特定の作品に依存していたのに対し、本誌では角川書店や富士見書房の作品を中心としながらも、他社の作品も積極的に取り入れる姿勢が見られました。

特に『魔法少女リリカルなのはシリーズ』は非常に多くの表紙を飾り、17回も登場しました。また、『艦これ』や『ストライクウィッチーズシリーズ』も表紙での登場が目立ちました。さらに、『けいおん!』や『魔法少女まどか☆マギカ』など、角川系以外の作品も多く表紙を飾り、休刊時点ではそれぞれ3回ずつ表紙を飾りました。定期刊行の最後を飾ったのは『ご注文はうさぎですか??』でした。

連載作品



雑誌内で連載されていた作品には、以下のようなものがあります。
  • - ワールドウィッチーズ（作画：ななてる）
過去には、

アプリの展開



また、2010年9月からは『娘TYPE』のイラストを使用したAndroidアプリもリリースされ、ファンに新たな楽しみを提供しました。イラストを見ることができる「にゃんぴーぷ」や、タッチすることでセクシーなイラストを楽しむことができる「こする!! 娘TYPE写真集」など、雑誌の独自のコンセプトを活かしたアプリが展開されました。

このように『娘TYPE』は、美少女キャラクターを中心に魅力的な作品を幅広く扱い、多くのファンに支えられてきました。休刊後もそのブランド名は残り続け、今後の展開に期待が寄せられています。

もう一度検索

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。