子ども会音頭

子ども会音頭

『子ども会音頭』（こどもかいおんど）は、1979年9月10日に日本コロムビアから発売された美空ひばりのシングルです。

概要

1979年が国際児童年に制定されたことを記念して制作されました。A面には「子ども会音頭」、B面には「おかあさんありがとう」が収録されています。

「子ども会音頭」は、玉川大学教授であり、玉川大学合唱団の常任指揮者である高森義文が作曲を担当しました。この曲は、どこかモダンで粋な雰囲気を持ちながらも、少女時代から大人びた魅力を持っていた美空ひばりのイメージとは一見するとミスマッチのようにも感じられます。しかし、ひばりはまるで無邪気な子供のように楽しそうに歌い上げています。その歌声からは、子供たちの純粋なエネルギーが伝わってきます。

B面の「おかあさんありがとう」は、ひばりの息子である和也が通っていた玉川学園小学部の教諭、小宮路敏が作曲しました。1984年3月の小学部卒業式祝賀会では、ひばりが『芸道一代』を披露すると共に、この曲を歌唱指導したというエピソードが残っています。この曲には、母への深い感謝の気持ちが込められており、聴く人の心を温かく包み込みます。

収録曲

両曲とも作詞は松崎瑛子が担当し、編曲は佐々永治が手掛けました。

1. 子ども会音頭
作曲：高森義文
2. おかあさんありがとう
作曲：小宮路敏

このシングルは、美空ひばりの幅広い音楽性を感じさせるとともに、子供たちの健やかな成長を願う気持ちが込められた作品です。A面の「子ども会音頭」では、子供たちの無邪気な姿を、B面の「おかあさんありがとう」では、母への感謝の気持ちを、それぞれが表現されています。ひばりの歌声を通じて、子供たちの未来を明るく照らしてくれるような、そんな温かいメッセージが伝わってくる作品です。

関連項目

* 1979年の音楽

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