学校法人大阪女学院

学校法人大阪女学院について

学校法人大阪女学院は、大阪府大阪市中央区玉造に本部を置く学校法人です。その起源は、1884年にアメリカ人宣教師によって設立されたウヰルミナ女学校に遡ります。現在は、大阪女学院大学、大阪女学院短期大学、大阪女学院中学校・高等学校を運営しています。

歴史

1884年1月7日、アメリカのカンバーランド長老教会外国宣教局のミッションスクールとして、ウヰルミナ女学校が大阪西区川口居留地に開校しました。初代校長はアメリカ人宣教師のドレナンでした。学校名は、多額の献金を行ったウィリアム・ソーンダーズとエルミナ夫妻の名前に由来し、漢字では「維耳美那」と表記されました。

1889年9月には、別の宣教師により大阪一致女学校（後の浪華女学校）が設立されました。1904年4月、ウヰルミナ女学校と浪華女学校は合併し、校名はウヰルミナ女学校、校地は浪華女学校のものを引き継ぎました。

第二次世界大戦中、英語由来の校名が社会情勢にそぐわないとされ、1940年に大阪女学院高等女学部と改称しました。戦後の学制改革に伴い、1947年に大阪女学院中学校、1948年に大阪女学院高等学校が発足しました。1951年には学校法人大阪女学院が設立されました。

その後、1968年に大阪女学院短期大学が開学し、2004年には大阪女学院大学が開学しました。

また、1948年には夜間定時制高校である恵星女子高等学校がYWCAから大阪女学院同窓会に移管されました。恵星女子高等学校の運営母体として学校法人恵星女子学園が設立されましたが、1958年に学校法人大阪女学院と合併し、恵星女子高等学校は大阪女学院第二高等学校と改称されました。大阪女学院第二高等学校は1974年3月に休校となり、2007年に正式に廃止されました。

まとめ

学校法人大阪女学院は、130年以上の歴史を持つ伝統ある学校法人です。ミッションスクールとしてのルーツを持ち、キリスト教精神に基づいた教育を実践しています。長年にわたり、多くの卒業生を社会に送り出してきました。

参考資料

* 大阪女学院創立125周年記念出版委員会『ウヰルミナ物語 - 大阪女学院創立125周年記念誌』2009年。

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