大阪女学院中学校・高等学校

大阪女学院中学校・高等学校について

大阪女学院中学校・高等学校は、大阪府大阪市中央区玉造に位置する私立の中高一貫校です。アメリカのカンバーランド長老教会を母体とするミッションスクールであり、国際バカロレア（IB）の認定校でもあります。学校の略称としては、「女学院」「大女（だいじょ）」「OJ」などが用いられています。

キリスト教精神に基づく教育

本校の大きな特徴は、キリスト教の精神に基づいた教育が行われていることです。教員は全員が洗礼を受けたキリスト教徒であり、毎朝の礼拝や週1回の聖書の授業、学期末の聖書テストなどが実施されています。また、年に一度の修養会や伝道週間といった宗教行事も行われ、生徒たちはキリスト教の教えを深く学ぶことができます。

英語教育への注力

高校には普通科と英語科が設置されており、特に英語教育に力を入れています。普通科でも希望者を対象とした海外研修が実施されているほか、文部科学省からスーパーイングリッシュランゲージハイスクール（SELHi）の指定も受けています。さらに、高校2年生の夏休みには希望者向けの海外語学留学の機会も提供されています。

中高一貫教育

1990年代から2000年代にかけて、中高一貫校としての性格が強まり、高校からの募集はごく少数となっています。現在はほとんどの生徒が中学からの内部進学者です。

国際交流

シドニーにあるRavenswood School for Girlsと姉妹校提携を結んでいるほか、日本[[聖公会]]系の桃山学院中学校・高等学校や、長崎の活水中学校・高等学校とも交流があります。

沿革

本校の歴史は、1884年にアメリカから来た宣教師によって創立されたウヰルミナ女学校に遡ります。当初は「維耳美那」と漢字表記されていました。その後、1886年には別の宣教師によって大阪一致女学校が設立されましたが、1904年に両校は合併し、ウヰルミナ女学校となりました。

1940年には、第二次世界大戦の影響で学校名が「大阪女学院高等女学部」へと変更されましたが、戦後に「大阪女学院高等女学校」と改称され、さらに学制改革によって1947年に大阪女学院中学校、1948年には大阪女学院高等学校が発足しました。

1924年には大阪基督教女子青年学院夜間女子部が設立され、後に大阪女学院第二高等学校となりましたが、1974年に休校となっています。

年表

1884年：ウヰルミナ女学校が開校。
1886年：大阪一致女学校が開校。
1904年：ウヰルミナ女学校と浪華女学校が合併。
1940年：大阪女学院高等女学部に改称。
1947年：大阪女学院中学校が発足。
1948年：大阪女学院高等学校が発足。
1971年：大阪女学院第二高等学校が募集停止。
2003年：スーパーイングリッシュランゲージハイスクール (SELHi) 指定。

著名な出身者

本校は、各界で活躍する多くの著名な卒業生を輩出しています。以下はその一部です。

和泉ちぬ（女優、声優）
糸岡富子（存命中の世界最高齢者）
北川景子（女優）
東風万智子（女優）
汀夏子（元宝塚歌劇団雪組トップスター）
八木麻紗子 (テレビ朝日アナウンサー)

アクセス

JR大阪環状線「玉造駅」より徒歩約8分
Osaka Metro長堀鶴見緑地線「玉造駅」より徒歩5分

関連情報

大阪女学院大学
大阪女学院短期大学
ミッションスクール
旧制中等教育学校の一覧 (大阪府)

外部リンク

大阪女学院中学校・高等学校 公式ウェブサイト
大阪女学院中学校・高等学校 Facebook
大阪女学院中学校・高等学校 Instagram
大阪女学院中学校・高等学校 X (旧Twitter)

この文章は、大阪女学院中学校・高等学校の概要、教育方針、沿革、著名な卒業生、アクセスなどについて詳しく解説しています。

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