学校法人宮城学院

学校法人宮城学院について

学校法人宮城学院は、宮城県仙台市に本部を置く、キリスト教主義のミッションスクールです。女子教育を専門とする総合学園であり、中学校、高等学校、大学、大学院を設置しています。同じくキリスト教系の学校である東北学院とは、創立者が共通しているため、深い関係があります。宮城学院は、女子に対する幅広い教養教育（リベラル・アーツ）を提供することを特徴としており、関東以北では最も歴史のある女子総合学園として知られています。創立は1886年（明治19年）に遡り、これまでに85,000名を超える卒業生を輩出してきました。東北地方はもちろんのこと、北日本を代表する名門女子校としての地位を確立しています。

建学の精神

宮城学院の建学の精神は、「福音主義キリスト教の精神に基づいて学校教育を行い、神を畏れ敬い、自由かつ謙虚に真理を探究し、隣人愛に立ってすべての人の人格を尊重し、人類の福祉と世界の平和に貢献する女性を育成すること」です。この精神は創立以来、変わることなく受け継がれており、学院の教育活動の根幹をなしています。また、この建学の精神を具体的に表したものが、「神を畏れ、隣人を愛する。」というスクールモットーです。

象徴

宮城学院の象徴としては、以下のものがあります。

校章：開いた聖書の中央に、鳩が舞い、それを宮城野萩が囲むデザインとなっています。
校歌：作詞は土井晩翠、作曲はケート・I・ハンセンが担当しました。

沿革

宮城学院の歴史は、日本におけるプロテスタント教会の設立に尽力した押川方義と、1885年（明治18年）に来日したアメリカ人宣教師ウィリアム・エドウィン・ホーイが、「女子に対する高等教育の必要性」を強く感じたことから始まりました。1886年（明治19年）、彼ら2人を中心として、福音主義キリスト教に基づく私塾「宮城女学校」が、宮城県仙台区に開校されました。これが宮城学院の起源です。

1946年（昭和21年）には、組織の拡充に伴い、校名が「宮城学院」に変更されました。その後、幼稚園、中学校、高等学校、大学、大学院を擁する総合学園へと発展し、2011年（平成23年）には創立125周年を迎えました。

設置教育機関

宮城学院は、以下の教育機関を設置しています。

宮城学院女子大学
宮城学院中学校・高等学校
宮城学院女子大学附属幼稚園

関連項目

はね駒

外部リンク

* 学校法人宮城学院

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