学校法人椙山女学園

1905年創立の伝統校：学校法人椙山女学園

明治38年'>[学校法人]]椙山女学園は、1905年]、[[尾張藩士族の椙山正弌氏とその妻、今子氏によって名古屋市に創立されました。2023年現在、こども園、保育園、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、大学、大学院までを擁する、中部地方で唯一の総合学園として、100年以上の歴史と伝統を誇ります。

教育理念：「人間になろう」

椙山女学園の教育理念は、シンプルながらも力強い「人間になろう」という言葉に集約されています。これは、単なる知識や技能の習得にとどまらず、社会に貢献できる、心豊かな人間性を育むことを目指す、学園全体の指針となっています。

歴史と発展：名古屋裁縫女学校から総合学園へ

創立当初は名古屋裁縫女学校としてスタートした本学園は、時代とともに発展を遂げ、高等女学校、専門学校、大学へと発展してきました。1936年には、本学園出身の前畑秀子さんがベルリンオリンピック水泳200メートル平泳ぎで金メダルを獲得。日本女子初の快挙として、大きな話題となりました。この出来事は、学園の教育理念が社会に認められた証ともいえるでしょう。戦後には中学校、高等学校が開校。1949年には大学が開学し、2019年にはこども園も開設されました。現在では、幼稚園から大学院まで一貫した教育体制が整い、約8400名もの学生が学んでいます。

教育機関一覧

椙山女学園大学附属こども園
椙山女学園大学附属保育園
椙山女学園大学附属幼稚園
椙山女学園大学附属小学校
椙山女学園中学校・高等学校
椙山女学園大学
椙山女学園大学大学院

関連施設

学園には、教育・研究活動に資する関連施設が複数存在します。

椙山歴史文化館: 創設者椙山正弌生誕130周年を記念して開館。学園の歴史や伝統に関する貴重な資料を展示するほか、文化展示室も備えています。
椙山人間学研究センター: 学園創立100周年を記念して設立。「人間」や「人間になろう」という理念を研究し、21世紀を担う人材育成に貢献しています。
エクステンションセンター: 大学の資源を活用し、「椙山オープンカレッジ」などの生涯学習講座などを提供しています。

学園のシンボル：金剛鐘

毎朝8時30分、カリヨン（組み鐘）から流れる昭憲皇太后御歌『金剛石』のメロディーは、学園のシンボルとして卒業生・在校生の記憶に深く刻まれています。この鐘は、創設者である椙山正弌氏が、アメリカ視察で目にした大学の鐘の光景に感銘を受け、イギリスから取り寄せたものです。

スポーツ教育への貢献

創設者椙山正弌氏は、スポーツ教育にも熱心に取り組んでいました。ベルリンオリンピックで活躍した前畑秀子選手や小島一枝選手を支援し、学園に水泳部を設立しました。現在も、二人の銅像が中学校・高等学校の校庭に設置され、学園の誇りとなっています。

輝かしい実績

椙山女学園大学は、女子大学として日本最多の学部数を擁し、高い就職率を誇ります。星が丘キャンパスは、名古屋市都市景観賞を受賞するなど、多くの優れた実績を残しています。また、幼稚園から大学までエスカレーター式に進学した人を「一本椙」と呼び、伝統を象徴する言葉として親しまれています。

学園の未来

学校法人椙山女学園は、創立以来培ってきた伝統と実績を基盤に、現代社会のニーズに応じた教育活動を展開し、これからも地域社会に貢献していくことでしょう。

アクセス

名古屋市営地下鉄東山線覚王山駅4番出口より徒歩約10分です。

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